×

【W杯ポーランド戦│採点・寸評】川島、柴崎、長友に「4」。一人、最低評価に…

【マン・オブ・ザ・マッチ=MOM】ヤン・ベドナレク(ポーランド)

長谷部投入が、このまま行けば決勝Tに進める、というメッセージになる。

[ロシアW杯 グループH 第3戦] 日本 0-1 ポーランド/2018年6月28日/ヴォルコグラード

【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。採点対象は原則、出場20分以上。

※採点の見方
ポジション 
背番号 選手名 採点

GK
1 川島永嗣 4
ゴールラインぎりぎりのビッグセーブで、川島自身と日本に流れを引き寄せた。1失点は喫したものの、決勝トーナメント進出のノルマを達成。この”当たり”をキープし、さらに調子を上げたい。

DF
19 酒井宏樹 3
前にいる酒井高にボールが収まらず、攻撃に加わる機会が限られた。バタついた展開が続いたものの、流れから崩されることはなかった。

22 吉田麻也 3
レヴァンドフスキにボールを当てられたあとの対応に十分な配慮が感じられ、瓦解せず最後まで集中を保った。クロスからの競り合い、カウンターへのスプリントを生かしての対応など、危機察知力が冴えた。ただ攻撃のスイッチ(クサビ)を入れられず劣勢を招いたか。

20 槙野智章 3
ワールドカップでのデビューを果たす。イエローカードを受けた意外にもファウルを取られそうなヒヤヒヤするプレーも目立ったが、吉田と協力して大エースのレヴァンドフスキに得点を与えさせなかった。最低限の期待に応えた。

5 長友佑都 4
左MFの宇佐美の分まで走り、サイドの主導権争いを牽引した。スプリント数51回は両チーム通じて最多。周囲と息が合わなかったオーバーラップからの崩しがベルギー戦での課題に。

MF
7 柴崎 岳 4
ボールがよく収まり、なおかつ危険の芽を摘んでいた。この日は攻撃のスイッチを入れるプレーをほとんどできなかったが、数少ないボールの“落ち着くところ”として機能。両チーム通じて10.818キロと最も走った。

 16 山口 蛍 3
酒井高のポジショニングが定まらず、そのフォローをしながら、最終ラインの前のスペースを埋めた。フワッとスペースを空けたり、危ういボールロストもあり、コミュニケーション不足を感じさせたが、最後はリスクを犯さずセーフティに凌いだ。

21 酒井高徳 2
守備重視で配置されたが、日本がボールを保持したときの攻め手として展開できず。手詰まりになる要因になってしまった。全体的に中途半端に。

11 宇佐美貴史 1(65分▼)
この大一番でもインテンシティを欠いた。一発を持ち、ボールを持てば期待できた。しかし周囲と連係が取れず、守備の位置も低く、プレスへ行くときと行かないときがあり、周りがその分走ってカバーしていた。どうしても、自分のアピールのため、というプレーをしている印象を拭えず、ノーインパクトで交代に。残念だった。

FW
9 岡崎慎司 3(47分▼)
この日唯一と言えるチャンスだったダイビングヘッドを放つ。ケガのため途中交代となったが、後方の選手が次のプレーを予測しやすいような、ボールへの追い込み方をしていた。献身性はとても高かった。

13 武藤嘉紀 2(82分▼)
相手センターバックにフリーでビルドアップさせず、中央のパスコースも遮断。守備面ではまずまずの貢献を示していたが、攻撃時の判断が全体的に遅かった。

▼交代出場
FW
15
 大迫勇也 3(47分△)
岡崎の負傷によりスクランブル的に投入された。高いキープ力を生かして最前線で起点を作り、“時間”を作ることができた。攻撃面では見せ場を作れなかったが、ベスト16進出という目的に向けて、すべき仕事を全力でやり遂げた。

MF
14
 乾 貴士 3(65分△)
投入時は日本が決勝トーナメントに進むために1点が必要な時だった。そこから、コロンビア先制により、プランを「引き分けor勝利」から「0-1でOK」に変更され、リスクを冒さず試合を進めた。

 MF
17 長谷部誠 ―(82分△)
最後のカードで投入。「長谷部が入った」ということで、ピッチ上の全員がこのままいけば決勝トーナメントに進める、というメッセージだと認識できた。このまま試合を終えるというミッションを完遂させた。出場時間が短いため、採点はなし。

文:サカノワ編集グループ

Ads

Ads