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原口元気が住むハノーファー州知事は無観客試合に否定的「解凍せず冷凍食品を味わうようなもの」

ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

  1. 個人的見解として、「観客がいなければ熱狂しない」。ドイツで意見二分…どうなる?

 ドイツ・ブンデスリーガは5月23日の再開が可能かどうか来週中にも判断する。無観客試合(ドイツでは「Geisterspiel(ガイスターシュピール)=ゴーストゲーム」と呼ばれる)の開催によって、少しでも減益を圧縮しようとしているが、ドイツ国内では、ファン団体が無観客試合に反対するなど、意見が二分されている。社会的情勢を見ても、再開は厳しいのではないかという声も多い。

 そうしたなか日本代表FW原口元気が所属する2部ハノーファーがあるニーダーザクセン州のステファン・ヴァイル州知事がこのほど、無観客試合に否定的な意見を述べた。

 ヴァイル州知事は次のように語った。

「(無観客試合をすべきかどうか)その問いが、クラブにとって経済的にとても重要であるのは間違いありません」とゴーストゲーム開催の意図には理解を示す。しかし「個人的には、お客さんがいない、お客さんの歓声のない試合を見ても、きっと熱くならないでしょう。解凍していない冷凍食品を味わうようなものです」

 そのように無観客試合を「解凍していない冷凍食品を味わうようなもの」と喩えた。

 ただし、ヴァイル州知事はサッカーが社会に必要とされる公共財として、決して過小評価するつもりはないと説く。

「もちろん、サッカー選手も職業であり、それについて語られなければいけません。ブンデスリーガは競技スポーツの重要な領域で、それが失われることは誰も望んでいません」

 国内のスポーツ活動はすべて中止・休止に追い込まれ、すでに今後の運営を見込めず(一旦を含め)解団するところも出てきている。州知事はサッカーのみならず、例えば放映権料さえも見込めないハンドボールの地元チームなどをいかに救うかにも、目を向ける必要があると訴えている。

 とはいえ、しばらくは……。”冷凍食品を凍ったまま食べる”無観客試合が当たり前な時代が来るのだろうか。

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[文:サカノワ編集グループ]

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