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【カタールW杯】日本代表DF谷口彰悟がアル・ラーヤン移籍へ。川崎退団を決断「残りのサッカー人生、チャレンジしなかった後悔をしたくない」

川崎の谷口彰悟。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

 浮上のキーマン、現在カタールリーグ最下位のチームへ。「海外の全く違ったサッカー環境に身を置き、サッカー選手として成長したい」

 J1リーグの川崎フロンターレは12月19日、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表DF谷口彰悟(TANIGUCI Shogo)が「海外クラブへの移籍を前提とした手続き移行のため」退団すると発表した。

 31歳の谷口は筑波大を経て、2013年から川崎でプレー。 今回の決定について、「たくさん悩み、今回の決断になりました」「強いフロンターレをみんなで作りあげていくこと、ワールドカップでプレーすることは達成できました。しかし、まだまだサッカー選手として、成長できる可能性はあると感じました」と理由を挙げる。

 そして「これからもフロンターレで自分自身とチームのレベルアップをしていく選択肢もありましたが、海外の全く違ったサッカー環境に身を置き、サッカー選手として成長したいという想いでチャレンジする決断をさせていただきました」という。

「今シーズン、タイトルが一つも取れず、非常に悔しい思いをサポーターの皆さんにさせてしまい、またキャプテンという責任ある立場での決断は非常に申し訳ないと考えています。しかし、残りの自分のサッカー人生の中で、チャレンジをしなかったことの後悔はしたくないと考えました」

 そのように川崎を通じたコメントの中で、谷口は「成長」という言葉を四度使っている。日本代表センターバックは、オファーが届いているカタール1部のアル・ラーヤンに移籍することが濃厚だ。

 アル・ラーヤンは現在、リーグ7試合を終えて、1分6敗と未勝利の勝点1で、12チーム中最下位に低迷している。W杯の中断明け、谷口が浮上へのキーマンとなる。

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