【鹿島】植田直通「優しいワニになった」、開幕の京都戦へ決意!
開幕の京都戦2日前、「心身ともにコンディションはいい」と語る植田直通。(C)KASHIMA ANTLERS
「大樹さんを勝たせたい。そう思わせてくれる監督です」
[J1 1節] 京都 – 鹿島/2023年2月18日14:00/サンガスタジアム by KYOCERA
J1リーグ鹿島アントラーズのDF植田直通が2月16日にオンラインによる取材に応じて、18日の京都サンガF.C.戦に向けて決意を示した。
プレシーズンでは練習試合や先日の水戸ホーリーホック戦など4試合で、主力組が勝てず。1ゴールも奪えなかったことで不安を残した。ただ、そこはプレシーズン。ディフェンスリーダーはいよいよ始まる開幕戦へ、気持ちを新たにしていた。
「自分のコンディションはかなりいいところまで持ってこれていて、心身ともに良いです。公式戦になれば、また違ってきます。開幕戦、勝利のための選択をしていきたいです」
また京都の印象について、次のように語った。
「チーム全員で戦っている印象を受けます。前線に高さのある選手もいてロングボールも使いながら攻略してきて、守備も固い。1点を守り切れるチーム。失点せずゲームを進めていければと思います。失点しなければ負けません。そういうゲームプランで進めたいです」
「(求められる役割は)ディフェンスをまとめること、勝利にどれだけ貢献できるか。無失点にはこだわっていきたいです。もちろん一人で守ることは難しいので、コミュニケーションや対応、細かいところがDFにとって重要になります。いろいろと話し合い、いい関係性はできつつあると思います。(岩政監督について)ともに戦ってくれています。多くのことを今も教わっています。その大樹さんを勝たせたい。そう思わせてくれる監督です」
また、2013年の新加入記者会見で植田が「水中に獲物を引きずり込んで仕留めるワニのようなディフェンダーになりたい」と語ったことが話題に。それから10年、メディアから「今はどのようなワニになったか。あるいは別の動物のように!?」という質問が出た。
熟考した植田は「優しいワニになったかもしれません。ガッツリ獲物を狙っていくわけではなく、今まで経験したものを出しながら、上手く相手を仕留めていく。上手さが備わったかもしれません。激しさに加えて、技術が加わったのかなと思います」と答えた。
また、鹿島が再びタイトルを獲得していくためには、「僕自身も正解は分かりません。これというのはないのかもしれませんが、練習からの厳しさ、どれだけ試合を意識してできるか。それが個人とチームの成長につながると思います。目の前の一戦に勝つこと。それが後々タイトル争いにつながります。まず目の前の一戦に集中すること。そして一つタイトルをとると、また欲しくなります。何がなんでも、チーム一丸でタイトルを獲りたいです」と、一つの勝利から『正のスパイラル』につなげたいと語った。