まるでマラドーナ!久保建英が中央突破から完璧アシスト、オヤルサバル先制弾。R・ソシエダは土壇場セルタに追い付かれる
久保建英。 (Photo by David Ramos/Getty Images)
カウンターから最初のチャンスをモノにする。3試合連続でラ・リーガ選出のMOMに。
[スペイン1部 22節] R・ソシエダ 1-1 セルタ/2023年2月18日(日本時間22:00)/レアレ・アレーナ
まるでディエゴ・マラドーナ――。スペイン1部リーグ22節、レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がセルタ・デ・ビーゴ戦、中央突破からスルーパスを放ち、ミケル・オヤルサバルの先制ゴールをアシストした。試合は後半アディショナルタイム90+3分、数的不利に立たされていたセルタの土壇場のゴールで1-1の引き分けに終わった。
久保は4-3-3の右ウイングで先発。状況に応じて4-4-2の右MF的になり、中央にもポジションをとってプレーし、攻撃にアクセントを与えていく。
立ち上がりはやや攻め込まれて決定機も作られたR・ソシエダだったが、5分、カウンターを発動させる。すると久保が中央から持ち込み、相手選手を一人かわして尻もちをつかせてスルーパス。完璧なタイミングで飛び込んだ「10番」オヤルサバルが左足でニアを抜いて、先制点をもたらした。チームにとって、この日最初のビッグチャンスを確実にモノにした。
その後はやや試合が落ち着き、久保は何度か攻め込みチャンスを作り出す。ペナルティエリア内に仕掛けたところで手をかけられて倒れ、PK獲得か……という場面もあったが、主審は流した。また66分にはオヤルサバルとのホットラインから決定機を作り、さらに77分にはアレクサンデル・セルロートからパスを受けてフリーになったが、時間をかけてしまいシュートを外してしまう。
75分にはレナト・タピアが退場処分になり、ラ・レアルの勝利は確実と思われた。しかしソシエダの1点リードで迎えた90+3分、コーナーキックの流れからオウンゴールで、ホームチームが失点……。土壇場で追い付かれてしまった。
久保はラ・リーガ選出のマン・オブ・ザ・マッチに3試合連続で選出されている。