【移籍】久保建英、レアル・マドリード復帰の可能性増す? ロドリゴを「163億円以上」で放出か
日本代表MF久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ギュレル台頭で、残り4試合スタメン落ちも。
スペイン1部レアル・マドリードが今夏の移籍マーケットで、ブラジル代表FWロドリゴ(Rodrygo)を放出する可能性が高まりつつある。スペインメディア『アス』は5月8日、「現実味のある売却の話だ」とレポートした。
インフルエンザの影響により欠場したロドリゴだが、20歳になるトルコ代表FWアルダ・ギュレル(Arda Gueler)の台頭もあり、ここから残り4試合も先発から外れるのではないかと予想されている。同メディアはギュレルがロドリゴを越えたというわけではないが、2列目で起用されたところに、マドリードの新たな試みが始まっていると指摘している。
つまり高額で売却できるロドリゴ放出も選択肢に入ってきたと見ているのだ。
ロドリゴは2028年6月までレアル・マドリードと契約を結んでいて、市場価格は「1億ユーロ」(約163億円)と言われる。プレミアリーグの複数クラブの名前が挙がり、またロドリゴ自身も一番得意な左ウイングでプレーしたいのではないか、とも言われてきた。
同メディアはキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の加入で、エムバペはいずれにせよ将来的に退団する考えを口にして、後にその言葉を取り消したことにも触れる。「ロドリゴは自身のパフォーマンスに満足していない。これまで以上に状況は不透明だ」として、場合によっては、6月のクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)前に何か動きがあると見ている。
一方、新監督に就任すると噂されるシャビ・アロンソが、ロドリゴを必要だと言った場合には、移籍プランは立ち消えるとも予想する。
ロドリゴが主戦場にしてきたのが右MFである。レアル・マドリードが実質50パーセントの権利を保有している久保建英(Takefusa KUBO)(レアル・ソシエダ)がメインとするポジションであり、今季、マドリード相手にハイパフォーマンスを見せてきた。
ロドリゴを放出する、となった場合、3000万ユーロ(約49億円)で買い戻せると言われる“久保復帰”はレアル・マドリードでも議論されるだろう。久保には現在、移籍金が6000万ユーロに設定され、ソシエダに他クラブからオファーがあった場合、マドリードはその半額の3000万ユーロ以上で復帰させることも可能な条件が付帯されているとされる。
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ロドリゴがレアル・マドリードに残る場合は……。さすがに前線のタレントも豊富であり実現性は薄いだろうか。