暴言・暴行のパワハラ発覚、ガイナーレ鳥取のGKコーチが契約解除

クラブ強化部への情報提供で発覚。

　J3リーグのガイナーレ鳥取は３月７日、パワハラ行為の発覚した豊島幸一GKコーチを、クラブと同コーチの双方合意のうえで契約解除したと発表した。

　クラブによると、２月20日、クラブ強化部宛に「不適切な指導が行われている」と情報提供があり調査を実施。２月17日のトレーニングで、豊島コーチによる不適切な指導が推測された。

　そのため、顧問弁護士も含めた強化部内での協議を経て、同コーチに17日の指導について事実確認を行ったところ、暴言・暴行が事実と認定された。また、その事案以外にも過去に不適切な言動があったことが確認されたという。

　同コーチが事実を認めたことから、双方合意の上、契約解除が決定した。

　塚野真樹代表取締役は次のように謝罪し、クラブとしての対策を打ち出している。

「本件のようなスポーツ指導者によるパワーハラスメント行為は絶対にあってはならないことです。チームに関わるすべての人が心理的に安全な状態でチーム活動が実施できる環境を整備すべく、再発防止を徹底して参ります。

・再発防止策

1　選手・スタッフに対しチーム状況の把握を目的としたアンケートの実施

2　トップチームにおける組織サーベイの導入

3　心理的安全性の確保を目的とした選手及びチームスタッフと強化育成部長との定期的な面談の実施」

　鳥取は３月４日のSC相模原とのアウェーでの開幕戦、3-2で白星スタートに成功している。11日に再びアウェーでY.S.C.C.横浜と、そして19日にホーム開幕の松本山雅FC戦を迎える。