【鹿島】昌子源が王者・横浜FM戦へ「極限のバトルで負けない」
昌子源。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「100%チャレンジャーだが、自信を持って。チーム全員で熱く冷静に」
[J1 5節] 横浜FM – 鹿島/3月18日14:00/日産スタジアム
100パーセントチャレンジャーだが、自信を持って。チーム全員で熱く冷静に――。J1リーグ鹿島アントラーズの昌子源が3月16日、オンラインの取材に応じて2日後のアウェーでの5節・横浜F・マリノス戦に向けて抱負を語った。
直近4節のホームでのアビスパ福岡戦では、今シーズン復帰後初スタメンを果たしてフル出場。53分から数的不利になったなか無失点で切り抜け、試合終盤はむしろ攻勢に立った。
今度はアウェーで、王者・横浜FMと対戦する。先日発表されたキリンチャレンジカップに臨むサッカー日本代表には、チームから西村拓真、角田涼太朗の2人が選出されている。
昌子は「(横浜FMは)かなり完成されたチーム。前監督のスタイルを引き継ぎ、そこにマスカット監督の色も加わり、誰が出てもマリノスを体現している。自分たちのスタイルにかなり自信を持っていると思います」と警戒し、次のように勝負のポイントを挙げた。
「アウェーに行くことを含め、僕たちは100パーセントチャレンジャー。試合の入りはもちろん、戦う姿勢、球際の部分、いろんなところの勝負でペースを握れるか、握られてしまうか。当たり前のことしか言えないですが、そういうところだと思います」
そして横浜FMの攻撃の多彩さが増しているとも感じている。
「自分たちのスタイルを持ち、いろんな攻撃ができる。ポゼッションも、ショートカウンターも、ロングカウンターも成立できます。個で打開できる選手もいるし、特にアタッキングサードに入ると、想像性豊かに選手が関わってきます。また、中でちょんちょんとつなぐ打開もできれば、外からズドンもある。本当に多彩だと感じます」
思い通りにはいかないかもしれない。それでも、もちろん狙うは勝点3。チームの調子も上がってきたなか、楽しみな一戦になる。
「自分のコンディションを上げて存在感も含め、チームの活力になれるように。まずはチームの結果が求められます。極限のバトルで負けないようにしたいです」
「(横浜FM攻略のポイントは?)局面のバトル、ペナルティエリア付近のコミュニケーション、いかにボールホルダーに寄せて、いかに体をぶつけるか。最低限のことは必ずやりたい。もちろん僕たちも自信を持ってやります。ハナから劣勢になると決めつけるのではなく、そういう時間が長くなっても、チーム全員で熱く冷静にやりたいです」
昨季チャンピオンとの対戦。鹿島であり、そして昌子自身が存在感を示すビッグチャンスにもなる。