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アジア遠征ハプニング、吉田麻也「想像していたが想像以上だった」。経由地ロシアで「ほぼ24時間」機内缶詰めに【日本代表 W杯アジア最終予選ベトナム戦】

吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ベトナム戦勝利を目指すのみ。「勝てれば、数年後、笑って『いい経験ができた』と言えること」

[W杯アジア最終予選 B組 第5戦] ベトナム- 日本/2021年11月11日19:00(日本時間21:00)/ミーディン国立競技場

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選11月シリーズ(11日:ベトナム代表戦、16日:オマーン代表戦)に臨む日本代表のDF吉田麻也(UCサンプドリア)が11月10日、オンラインによる取材に応じて、ロシアにて機内で缶詰となったチャーター機トラブルとベトナム戦への抱負などを語った。

 ジェノバを出発し、ミラノ経由でオランダのアムステルダムに集合(吉田はこの旅程でも大変だったそう)。そこから日本サッカー協会(JFA)が準備したチャーター機でロシアの経由地に飛んだ。しかし、そこで足止めを食らい、「だいたい24時間、機内にいました。ビザがないので降りることの許可は出ませんでした」と、機内でストレッチなどをこなして出発を待った。

 結局、ハノイへの到着は9日午前中の予定だったが、実際は同日22時に。2次予選を含め東南アジアへの遠征の際は、「いろんなハプニングが起きます。想像はしていましたが想像以上でした」と受け止める。

「やるべきことに集中し、ベトナム戦で勝つだけです。結果を残せれば、数年後、笑って、いい経験ができたと話せます。だからまず試合に集中し、外部のことを気にせず、今日の1回の練習に集中します。もちろんピッチ内でもいろいろなことが起こると思うので、精神的な面でもしっかり準備したいです」

 また状況的には決してネガティブではないとも語る。

「幸いコンスタントに日本代表の試合は行われてきて、期間は離れておらず、ギャップが生じるとは思いません。所属クラブでも試合に出られています。頭を切り替え、今日の一発目の練習からやっていきたいです」

 そのうえで日本代表のキャプテンはベトナムに対し、「悪いチームではありません。アジリティのある選手もいて、彼らの勢いに乗せないように、より慎重に、リスクを軽減しながら試合に入っていきたいです。(吉田自身は)集中し、100パーセント試合に出られる状況にし、あとは監督が決めてくれます」と、気持ちを引き締めていた。

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[文:サカノワ編集グループ]

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