【広島】スキッベ監督「ラッキーな勝者だった」。勝因は鹿島のタフさに耐え切り2点目を目指したメンタリティ

「最後の最後まで前へ行く姿勢を示せた」

[J1 ６節] 鹿島 1–2 広島／2023年４月１日15:00／カシマサッカースタジアム

　J1リーグ６節、サンフレッチェ広島がドウグラス・ヴィエイラの２ゴールで、鹿島アントラーズに2-1の勝利を収めた。リーグ３連勝。

　広島のミヒャエル・スキッベ監督は試合後の記者会見で、次のように語った。

「非常に闘った、アスリート的なレベルの高いゲームでした。ただ前半からダイナミックな展開になったものの、ゴール前ではそれほどチャンスを作れませんでした。今日のゲームに関しては、ラッキーな勝者だったと思います。セットプレーから失点し、攻撃的に出た結果このような勝利を収められました。

　私たちのチームはラスト20分、1-1に追いついたあと、さらに前へ出ていくところを見せられました。鹿島のパフォーマンスは素晴らしかったと思います。厳しい試合になりましたが、それ以上に自分たちの選手を褒めたいです」

　86分にPK、88分にショートカウンターと、いずれもドウグラス・ヴィエイラがゴールを決めての逆転劇。その勝因を問われた指揮官は、次のように語った。

「鹿島が非常にパワーをもって前へ来ていて、タフだったこと、そこに耐えられたことが一つ挙げられます。試合中一番前へボールを当てられず苦労しました。ただ昨シーズンから、最後の最後まで勝ちに行く姿勢が植え付けられています。PKを得て、1-1で終わろうとしてわけではなく、勝ちを目指してプレーしたことが重要でした。最後の最後まで前へ行く姿勢を示すことができました」