【移籍情報】鎌田大地のフランクフルト退団確定、新天地本命は…。プレミアリーグ挑戦は難しい!?
日本代表の鎌田大地。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
具体的なオファー提示はドルトムントのみ。
ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトに所属している日本代表MF鎌田大地(KAMADA Daichi)が今シーズン限りで、契約満了によりチームを退団することが決定的になった。フリートランスファーとなって、ビッグクラブへの挑戦を目指す。
ドイツメディア『ZDF』は4月2日、フランクフルトの強化責任者であるマルクス・クレシュ(Markus Krösche)スポーツダイレクターの鎌田に関するコメントを紹介。クラブは鎌田に対して来季以降の新たな条件を提示してきたものの、これまで合意に至らず、「ダイチ・カマダの状況だが、おそらく私たちのもとを離れるだろう」と、“鎌田退団”を想定したチーム作りを進めていく方針が示されたのだ。また、『シュポルト1』では、フランクフルトが鎌田との契約延長の交渉を打ち切ったとも報じているそうだ。
ただし、これまでのところ、鎌田に具体的なオファーを提示しているのは、ボルシア・ドルトムントのみ。さらにイングランド・プレミアリーグの複数クラブも鎌田をリストアップし、26歳の日本代表ミッドフィルダーも“ドイツ以外=プレミア優先”で移籍先を模索していると言われる。
そしてマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーFC、リバプールFC、トッテナム・ホットスパーFC、エバートンFC、スペイン1部FCバルセロナが鎌田獲得を検討していると噂されてきた。ただ“ドルトムント優位”の状況は変わらずにいると『ルール24』は先月の時点で伝えていた。
また『フランクフルター・アルゲマイネ』などは、鎌田にドルトムントが5年契約、年俸600万ユーロ(約8億7000万円)の条件を提示していると報じていた。
とはいえ、プレミア勢はトップ下にすでにワールドクラス級のタレントを抱えていて、やや現実味がないとも言われている。ドルトムントも交渉の期限を設けてくるはずで、ここから”KAMADA”の動向がヨーロッパ中で注目を集めることになりそうだ。