【移籍情報】リバプール、ベリンガム獲得を見送り。市場価格166億円、クロップは大ファンだが…
ドルトムントのジュード・ベリンガム。(Photo by Stuart Franklin/Getty Images)
チーム内の穴が多く、一人にその額を費やすべきか議論。
イングランド・プレミアリーグのリバプールFCがこのほど、ドイツ・ブンデスリーガ1部ボルシア・ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)の今夏の獲得を見送る方針を固めたという。
イギリスメディア『タイムズ』によると、ドルトムントは19歳のベリンガムの価値について、1億ポンド(約166億円)と設定。リバプールのユルゲン・クロップ監督はこのタレントを高く評価しているが、あまりにも高額なため、「クロップのチームには多くの穴があるため、リバプールはその価格を支払うことを望んでいない」という。
「プレミアリーグのトップ4から遠ざかる不本意なシーズンを過ごしていて(12勝8分9敗で暫定8位)、チームを再建させるなか、1億ポンドを超える金額を一人の選手に費やすメリットがあるかどうか広く議論されている」
その一方で、「クロップはベリンガムへの称賛を隠すことがない」と獲得を熱望。「戦力ダウンを是正し、トップクラスに戻るためにはベリンガムを獲得する必要がある」と、同メディアは指摘している。
ベリンガムは今季リーグ26試合・4得点・5アシスト、公式戦通算37試合・10得点・7アシストを記録している。カタール・ワールドカップ(W杯)にも出場していて、イングランド代表としては24試合・1ゴール。ドルトムントとは2025年6月まで複数年契約を結んでいる。
ベリンガムの移籍に備え、今夏フリートランスファーになるアイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地がリストアップされている。