鎌田の相棒FWコロ・ムアニ、バイエルン移籍か「しかし獲得したいのはそこだけではない」
フランクフルトのコロ・ムアニ。(Photo by Alex Grimm/Getty Images)
フランクフルトのクレシュSDがフランス代表ストライカーに言及。
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンが、アイントラハト・フランクフルトに所属するフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(Randal Kolo Muani)の獲得を検討しているという。その件について問われたフランクフルトのマルクス・クレシュSD(スポーツダイレクター)が、バイエルンからのオファーはないものの、獲得を検討することは決して不思議なことではないと一歩踏み込んだ発言をした。
24歳になるストライカーのコロ・ムアニは今季、フランス1部FCナントからフリートランスファーでフランクフルトに加入。日本代表MF鎌田大地とも波長が合い、これまで数多くのチャンスとゴールを量産。リーグ28試合・13得点・12アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)7試合・2得点など公式戦通算40試合・20得点・14アシストを記録している。
フランス代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)に追加招集され、準決勝モロッコ代表戦で初ゴール、さらに決勝アルゼンチン代表戦でも1アシストと活躍したのは記憶に新しい(国際Aマッチ7試合・1得点・1アシスト)。
『スカイ』によると、クレシュSDは次のように語ったという。
「コロ・ムアニについてだが、バイエルンからの接触はこれまでありません。とはいえバイエルンのようなクラブがランダルを検討するのは当然のことでしょう」
「ただし、彼は私たちと一緒にいることに居心地の良さを感じています。また、彼の獲得を検討しているクラブは、何もバイエルンだけではないとも言えます」
コロ・ムアニはフランクフルトと2027年6月までの長期契約を結んでいる。クラブとしては売却ももちろん選択肢に入るが、ストライカーの補強目処が立たない限り、すんなり放出しようとは考えていない。
これまで『ビルド』は、このFW獲得へマンチェスター・Uが1億2000万ユーロ(約168億円)の契約解除金(移籍金)でオファーを出したと報じている。他にもフランス1部パリ・サンジェルマンも獲得を検討していると言われる。
またフランクフルトでは、鎌田が今季限りで退団し、フリートランスファーになることが決定的だ。さらにコロ・ムアニを失うことになれば戦力的には大きな損失になる。となれば、あと1シーズンはまずフランクフルトでの戦いに集中するか!?
今シーズン大ブレイクを果たし、世界中からその名前を記憶された一人である――ランダル・コロ・ムアニが今夏のマーケットで、さらに注目を集めるかもしれない。