【神戸】イニエスタ“壮行試合”、6/6国立でバルセロナと対戦へ。その背景とは!?
神戸のアンドレス・イニエスタ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
スペインメディア報じる、ラ・リーガ最終節直後に来日へ。
J1リーグ ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が今夏で退団する可能性が高まり、6月6日には古巣であるFCバルセロナと国立競技場で親善試合を行うプランが浮上している。スペインメディアが具体的に報じている。
イニエスタは今シーズン終了まで神戸と契約を結んでいる。しかし関係者の話によると、契約満了を迎える前、この夏に旅立つことが濃厚となった。自身の優勝決定弾で2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)制覇も果たしている38歳のマエストロは、現役続行を希望しているという。
そうしたなかスペインメディア『ムンド・デポルティボ』はこのほど、イニエスタの古巣であるFCバルセロナが6月6日に日本で親善試合を開催するプランが浮上していると報じた。会場は国立競技場が有力。バルサは6月4日にラ・リーガ最終節のセルタ・デ・ビーゴ戦を行う。そのまま日本に直行し、この一戦に臨むことになる。
同メディアによるとバルサは1年前にも最終節直後にオーストラリアツアーを実施。全体で500万ユーロ(約7億円)の収益を得ている。
リオネル・メッシの復帰も噂されるバルセロナだが、人件費で6億ユーロ(約900億円)の負債を抱えている。そのためファイナンシャルフェアプレー(FFP)により、まず約2億ユーロ(約300億円)の減額が必須と言われる厳しい経営状況に置かれている。
ラ・リーガ制覇が目前に迫るバルセロナが来日し、神戸で2018年から6シーズンを日本で戦ったイニエスタの“壮行試合”を行う――。その背景には様々な事情があるようだが、実現すればこれまでにない華やかなメンバーが集い、最高の盛り上がりを見せてくれそうだ。
イニエスタは2023シーズン、リーグ2試合、ルヴァンカップ2試合の計4試合に出場。神戸はリーグ戦、8勝2分2敗の勝点26で首位に立っている。