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フランクフルト激震、長谷部誠の“師匠”グラスナー監督が今季で退団。鎌田大地に続き異例の発表

来日した際のフランクフルトのグラスナー監督と、浦和のリカルド・ロドリゲス前監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

まだシーズン中、DFBカップ決勝進出、欧州カップ戦の出場権も狙える状況だが――。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトは5月10日、オリバー・グラスナー(Oliver GLASNER)監督が今季限りで退団すると発表した。2024年6月まであと1年契約を残していたが、強化部と首脳陣が決断を下した。

 48歳のオーストリア人指揮官は2021年7月、VfLヴォルフスブルクを経てフランクフルトの監督に就任。カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表の鎌田大地、元日本代表キャプテンの長谷部誠とともに、ヨーロッパリーグ(EL)優勝、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント進出などを果たしてきた。

 冷静沈着にピッチ上の出来事を分析するプロフェッショナルに徹した指揮官で、現在もリーグ9位につける。まだ欧州カップ戦の出場権獲得を狙える状況下だ。さらにDFBカップ決勝にも進んでいる。しかし複数クラブから声が掛かっている噂が出ているなか、鎌田大地に続いて、異例の“今季限り”での退団発表となった(鎌田はフリートランスファーになる)。

 長谷部誠もそのマネジメントには一目を置いていて、学ぶことが非常に多いと語っていた。ただ、監督人事について様々な駆け引きが起きていたため、クラブ首脳は“突然の退団”を回避し、早期に新たな人選に着手するため、このタイミングで思い切った決断を下した。

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