日本代表監督“候補”だったビエルサ、ウルグアイ代表の指揮官就任へ

ついに正式発表へ――。

　イングランド・プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドFCの前指揮官であるマルセロ・ビエルサ（Marcelo Bielsa）が、ウルグアイ代表の新監督に就任する。５月12日時点で、全ての条件面で「合意」され、間もなく正式発表されるという。

　過去には日本代表監督の“有力候補”として名前が挙がったこともあった。そうしたなか、カタール・ワールドカップ（W杯）ではグループステージ（GS）１勝１分１敗で、得失点差により敗退を喫していた。

　すでにその直後から『TyCスポーツ』がディエゴ・アロンソ監督（Diego Alonso）は退任し、ビエルサが新監督候補に浮上していると報じていた。

　また４月７日時点で、ジャーナリストのセザール・ルイス・メルロ氏（@CLMerlo）が、「すでに契約は結ばれていて、近日中に正式に発表される予定。彼は（2026年の北米３か国共催W杯）南米予選が終わるまでの契約にサインし、ワールドカップの出場権を得た場合は延長する可能性がある」と報じていた。

　そして５月12日、移籍情報を専門とするジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のツイッター（@FabrizioRomano）で、「マルセロ・ビエルサが帰ってくる！　ウルグアイ代表の新監督として契約することが決定。口頭での合意が得られたので、契約決定へ。サッカー協会メンバーのホルヘ・カセレスが、OM（オリンピック・マルセイユ）やリーズを率いてきたビエルサと数時間以内に契約書にサインすると確認した」とレポートした。

　ビエルサは1955年７月21日生まれ、アルゼンチン出身の67歳。アルゼンチン代表、チリ代表、アスレチック・ビルバオ、オリンピック・マルセイユ、SSラツィオ、LOSCリール、リーズなどを率いてきた。知識と経験に裏打ちされた徹底した理論をピッチに落とし込む。６月の代表活動を控えて、ようやく正式決定に――。