「修斗はエヒテ・トアイェーガー」キール強化担当と監督が明かす日本代表FW町野獲得の狙い、背番号は…。7/2横浜FM戦が湘南ラストマッチ
湘南の町野修斗。写真:佐藤亮太/(C)Ryota SATO
3日にファンへ報告会、4日に離日。9日から早くもオーストリア合宿。
ドイツ・ブンデスリーガ2部ホルシュタイン・キールは6月29日、J1リーグ湘南ベルマーレの町野修斗の完全移籍での獲得を発表した。クラブはこのカタール・ワールドカップ(W杯)にも選ばれた日本代表ストライカーを歓迎。2027年6月までの4年契約で、背番号は「13」に決まった。
クラブ公式サイトでは、キールのウーベ・シュテーバー・スポーツマネジングダイレクターが、次のように町野獲得の狙いを語る。
「この移籍はもちろんKSVホルシュタインにとって素晴らしい話です。シュウトは強力なドリブルとコンビネーションを併せ持ち、多彩な攻撃を実現でます。最も重要なのは、そんなストライカーを獲得できたことです」
また、キールのマルセル・ラップ監督も町野に大きな期待を寄せる。
「シュウトは右足も、左足も、ヘッドからも決められる、素晴らしいフィニッシュのテクニックを持ったエヒテ・トアイェーガー(リアル・スコアラー)です。ボックス内でゴールを決める直感も備えています。メンタリティの面でもチームプレーヤーに徹することができます。彼は私たちみんなに多くの喜びをもたらしてくれるはずです」
町野は始動から合流。チームはこのあと7月9日からオーストリアで合宿を実施する。
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キールは2022-23シーズン、リーグ12勝10分12敗の勝点46で8位だった。町野はまさに命運を握る存在、1部昇格を狙うための“エースストライカー候補”として迎え入れられることになる。
町野は7月2日の横浜F・マリノス戦が国内ラストマッチに。3日にファンへの報告会を実施し、4日に離日する予定だ。