海外生活14年、吉田麻也が驚いた「ロサンゼルスはデュッセルドルフより住みやすい」
吉田麻也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「特にスーパーとか、選択肢が多すぎて、ちょっと驚いています」
MLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルス・ギャラクシーに加入したDF吉田麻也(YOSHIDA Maya)が8月8日に加入記者会見を行った。英語と日本語で応じたカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表のキャプテンは、LAギャラクシーの施設、そしてロサンゼルスの街について、「驚いた」とさっそく何度も目を丸くしたという。
「施設は素晴らしいの一言。また組織やオーガナイズの面で、僕や家族へのサポートは素晴らしいものがあって、正直ちょっとビックリするぐらいです。過去2チームはあまりそういうのがなかったので……。イギリスのチームのようにオーガナイズがしっかりしていて、そこが素晴らしくて感銘を受けました」
また2010年から海外生活14年目になるセンターバックは、ロサンゼルスの住みやすさにも”驚いた”そうだ。
「驚いたのは、ロンドンやデュッセルドルフを見てきて、デュッセルドルフよりも日本人が住みやすい海外の街はないだろうと思っていました。ここに来て、デュッセルドルフ以上に住みやすくて驚いています。特にスーパーとか、選択肢が多すぎて、ちょっと驚いています。
それだけ日本人が多く、ここに長くいる証拠だと思います。多くの日本人の皆さんにスタジアムへ足を運んでいただきたいです。
いろんな企業ともクラブがコラボレートできたらいいと思いますし、何より自分がいいパフォーマンスを見せて、日本人の皆さんに誇りに思ってもらえるような、元気にできるように。例えば大谷選手や八村選手はそういう存在です。自分もそういう存在になれるように。日本を盛り上げたいと思います」
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34歳になった吉田はまたアメリカのサッカー界で「まだ誰もやったことのない道を切り開きたい」とも決意を示した。
「誰もやってきていないことにチャレンジしていくのが、キャリアのなか軸であり、指針としてきました。日本からオランダへ行く時も、オランダからイギリスへ行く時も、『日本人のセンターバックは成功しない』と言われてきて、そこにチャレンジすることに意義があると感じてきました。まだ誰もやったことのない道を開くのを、一つモチベーションにしてきました。ここアメリカでも道を切り開ければと思います」