【移籍】レアル・マドリードがエムバペへのオファー準備。今夏の獲得をあきらめず
パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
パリSGに揺さぶりをかける。
フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペを巡り新たな動きが出ている。ドイツ最大部数を誇る『ビルド』のスポーツ版『スポーツ・ビルド』は8月21日、スペイン1部レアル・マドリードが今月中にパリSGへオファーを提示する準備を進めていると報じた。
エムバペを巡っては、1年間の契約延長をしないスタンスを示していたものの、クラブと和解。『スカイ』は、エムバペが2024-25シーズンの延長オプションを行使する見込みだと伝えた。
そしてフランス代表にも選ばれる24歳のエースは8月13日のトップチームの練習に合流。20日のアウェーでのトゥールーズFC戦は途中出場からPKによる同点ゴールを決めた(△1-1)。
そうしたなか今回の報道では、レアル・マドリードが9月1日の移籍期限終了を前に、完全移籍でのオファーを提示すると伝えた。移籍金「1億2000万ユーロ(約190億円)」を用意し、8月29・30日頃に正式に申し入れるそうだ。マドリードはすでに数週間前から枠組みを構築してきたという。
注目記事>>【なでしこジャパン】スウェーデン戦2失点目のPKは「誤審」か、本来はハンドの対象外
白い巨人としては、「エムバペの契約延長」はカリム・ベンゼマの後継者の補強がさらに遅れることを意味する。それは決して望ましいと言えず、確約も得られなくなる。そこで、ここで本気度を示して揺さぶりをかけてくる。PSGとの契約延長の阻止につなげたいと見られる。
レアル・マドリードは開幕からのラ・リーガの2試合、ロドリゴとヴィニシウスの2トップ、トップ下にジュード・ベリンガムが入る布陣を採用してきた。ただ、やはり「ストライカー」を欲していて、エムバペが最大のターゲットであるのは変わりないというが――。