「アジア人差別」冨安健洋の退場処分で主審へ疑惑の目
退場処分を受けて呆然とするアーセナルの冨安健洋。(Photo by Julian Finney/Getty Images)
アーセナルで今季初先発も、イエローカード2枚で退場に。
[プレミアリーグ 2節] クリスタル・パレス 0-1 アーセナル/2023年8月22日4:00(現地20:00)/セルハースト・パーク・スタジアム
イングランド・プレミアリーグ2節、アーセナルFCが1-0でクリスタル・パレスFCに1-0の勝利を収め、開幕2連勝を収めた。アーセナルの日本代表DF冨安健洋は左サイドバックとして今季リーグ初先発したが、67分に厳しい判定でこの日2枚目のイエローカードをもらい退場処分を受けた。
前節ノッティンガム・フォレスト戦で途中出場から勝利に貢献した冨安は、この日スタメンで左サイドに入り、トランジションから起点となるなど機能。チームは53分にマルティン・ウーデゴールの得点で先制に成功する。
しかし1-0で迎えた60分、スローインで時間をとり、これが繰り返しとみなされて冨安が警告を受ける。さらに67分、スローインからひっくり返されたジョルダン・アイェウの背中に触れると、アイェウが転倒。主審は冨安に2枚目のイエローカードを提示し、退場処分となった。
冨安がアイェウの背中に手をかけてしまったのはやや不用意と言えた。しかし、相手はボールに追いつけないと判断し、ファウルをもらおうと倒れているように見える。
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SNSでは、アイェウのマリーシアについて言及する内容のほか、無意識のなかで行われている「アジア人差別ではないか」といった投稿も見られる。2枚目のイエローカードでの退場になり、一発レッドカードではないため、VAR介入の機会にはならなかった。
ついにスタメン獲得かと思われた冨安だが、次節のフラムFC戦は出場停止になる。