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遠藤航がリバプール移籍の真相を明かす「線引きはできていた。迷うとしたら…」。浦和、湘南を経て初のメガクラブ

遠藤航。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

6倍の利益をシュツットガルトにもたらす。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトからイングランド・プレミアリーグのリバプールFCに完全移籍した日本代表MF遠藤航がこのほど、『シンクロナス』の自身の連載コーナー『月刊 遠藤航』で、今回の移籍決定の舞台裏について明かしている。

 シュツットガルトとあと1シーズンの契約を残すなか、リバプールは移籍金1800万ユーロ(約28億5000万円)で獲得したと言われる。

 遠藤は今回の移籍について、「どこかからオファーがあるかもしれないという話は代理人から聞いていました」。ただ、プレミアリーグの中堅クラブをはじめ「いくつかの可能性」はあったものの、オファーには至らずにいた。それだけに18日にリバプールからオファーが届いた時は「嬉しかった」が、「そこからは怒涛でした」と振り返る。

 そして日本代表の新キャプテンは、「もともと僕のなかで移籍の線引きははっきりしていました」と言う。

「まずシュツットガルト。そのうえで、自分の夢である『プレミアリーグ』で、選手として成長できる可能性のあるチャンピオンズリーグ(CL)に出られるクラブなら検討したい」

 そして「迷うとしたら」、プレミア以外のCL出場可能なクラブだったそうだ。 また遠藤は改めて、「プレミアへの憧れはすごくありました。同じくらいシュツットガルトでのキャリアに充実感がありました」と言い、海外クラブでキャプテンを担う責任感も感じ、「だからそういう(移籍の)話があれば、チームはきちんと選ぼうと思っていました」と明かす。

 そこに飛び込んだリバプールからのオファー。30歳のボランチは断る選択肢はなかったと振り返り、タイミング的な支障はあったものの、基本的には円満での移籍になったそうだ。

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 Jリーグでは、湘南ベルマーレ、浦和レッズでプレーしてきた選手の中で初のメガクラブでプレーする選手に。そこからシント=トロイデンVV、シュツットガルトを経てのステップアップ。ちなみにシュツットガルトは遠藤獲得に300万ユーロ(約4億8000万円)もかかっていなかったということで、クラブに「6倍」の利益をもたらすことになった。

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