ポグバ薬物陽性、ユベントスが後釜に冨安健洋と同僚アーセナルの『スター選手』を狙う
ユベントスでのポール・ポグバ。(Photo by Emilio Andreoli/Getty Images)
16億円の年俸が抑えられ、獲得資金に!?
イタリア・セリエAに所属するフランス代表MFポール・ポグバ(Paul Pogba)が、イタリアのアンチ・ドーピング委員会の検査により禁止薬物であるテストステロンが検出されたため、暫定的に出場停止期間に入った。B検体からも同じ反応があった場合、最長で4年間の出場停止処分が科される。
『フットボール・トランスファー』によると、有罪判決が下されれば、ユベントスはポグバとの契約を解除できるという。もしもそのようになれば、ポグバに支払われる1000万ユーロ(約16億円)とされる年俸を抑えることができる。ただし一方で、2026年まで契約を結んでいる30歳のセントラルミッドフィルダーを売却し、移籍金を得ることは難しくなった。
『10番』をしばらく欠くことは決定的で、ユベントスは冬のマーケットで、その後釜の獲得を目指すことになる。そこで「ポグバの後継者として、アーセナルのスター選手を狙っている」として、ユーヴェはイングランド・プレミアリーグ アーセナルFCのガーナ代表MFトーマス・パーティ(Thomas Partey)をターゲットにしているというのだ。
この夏の移籍マーケットでも、ユベントスはパーティ獲得に向けてアーセナルと交渉。しかしガナーズの提示額を支払えないため、見送られた。
日本代表DF冨安健洋とチームメイトである30歳の守備的タレントは、センターハーフを主戦場にしてきた。ただ今季はこれまでミケル・アルテタ監督のもと、右サイドバックで起用されている。
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ユベントスとパーティはこの夏、個人合意に至っていたと言われる。その関係が良好なままであれば……両チームの状況、ポグバとの契約、ややケガがちであるバーティの状態、パーティの意向、そして資金面――。まさに様々なタイミングが合致した場合、冬の移籍が実現するかもしれない。