遅刻魔サンチョ問題、マンチェスター・U「最も可能性の高い解決策」

アントニーとともに合流未定。

　規律違反により全体練習から外れているイングランド・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表MFジェイドン・サンチョ（Jadon Sancho）だが、９月26日現在、復帰時期は未定のままとなっている。

『フットボール・トランスファー』は９月25日、移籍情報を専門としているファブリツィオ・ロマーノ氏（エックスのアカウントは @FabrizioRomano）の情報をもとに、「最も可能性の高い解決策」について考察している。

　ボルシア・ドルトムントから加入３年目、23歳のサンチョはこれまで遅刻が多かったとされるなど、チーム内の規律を何度も違反してきた。そのため９月14日、クラブは公式サイトで、「ジェイドン・サンチョは、チームの規律問題が解決するまで、ファーストチームのメンバーから離れて個人トレーニングのプログラムを続けます」と発表した。

　一方、サンチョは当初SNSで「全てを信じないで！　まったくの嘘を言う人のことなど受け入れられない。今週のトレーニングでは非常によくやっていた。これ（メンバー外）には他にも理由があるはずだが、ここでは触れない。私は長い間スケープゴートとされてきた。これは不公平だ。私が望むのは、笑顔でサッカーをしてチームに貢献することだけだ」と反論していた。

　ただしチーム（団体）として闘ううえで「完璧」な規律を求めるエリック・テン・ハフ監督の逆鱗に触れ、結局これまでのところ、両者にできた溝は深く平行線をたどっている。

　ロマーノ氏によると、現時点ではサンチョが冬の移籍マーケットで退団する可能性が高いのは事実だという。 ユーチューブにて「サンチョとユナイテッドの問題を明確にするのにまだ時間が必要。ただサンチョがチームに戻る唯一の方法は謝罪することだ」と語ったという。

　監督、スタッフ、チームメイトそれぞれ全員に自身の言動についての反省を伝えること。それができなければ……「１月の移籍マーケットが最も可能性の高い解決策となるでしょう。彼らはこのまま元通りになることはありません」と指摘している。

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　元恋人など女性３人への暴力行為でチーム合流が延期されたアントニーとともに、サンチョの合流の見通しも立たず。しか期待の膨らんでいたユナイテッドは開幕スタートダッシュに失敗し、リーグ３勝３敗の勝点９（首位のマンチェスター・シティと９ポイント差）。光の射す明るい話題が欲しいところだが……。