【川崎】チョン・ソンリョン”確信”のアシスト「マルちゃんはスピードがあるので意識していた」
川崎のチョン・ソンリョン。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
マルシーニョのカウンター弾を引き出す。天皇杯準決勝、福岡に4-2勝利!
[天皇杯 準決勝] 川崎 4-2 福岡/2023年10月8日15:30/等々力陸上競技場
天皇杯の準決勝、川崎フロンターレが山村和也、橘田健人、マルシーニョ、レアンドロ・ダミアンのゴールで、アビスパ福岡に4-2の勝利を収め、決勝進出を果たした。12月9日の国立競技場でのファイナルは柏レイソルと対戦する。
2-1と川崎リードで迎えた70分、GKチョン・ソンリョンのパントキックから、マルシーニョが抜け出してゴールが決まった。同点に追い付かれそうなピンチから一転、大きな3点目となるスーパーカウンターが炸裂した。
守護神であるチョン・ソンリョンがアシストを記録。ただ“狙っていた”アシストだったと振り返った。
「後半に入り、マルちゃん(マルシーニョ)はスピードがあるので意識していました。タイミングよく抜け出してくれました。僕らもボールを回すだけではなく、カウンターの鋭さもストロングポイントです。攻撃のパターンになると確信を持てたと思います」
「マルちゃんが前に残っているのは見えていました。試合前、たまにマルちゃんから『裏を狙ってくれ。その準備をしておくから』と言われることもあります。僕のキックが一つスロングポイントであることを意識してくれていたのだと思います」
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地上戦を得意とする川崎だが、こうした高速カウンターという攻撃の突破口があるのも強みである。チョン・ソンリョンの精度の高いロングキック、そしてマルシーニョのスピードと持ち運ぶ力、それぞれの持ち味が発揮されて生まれた一撃となった。