【日本代表】久保建英が『二つの初ゴール』を決めた神戸へ凱旋。しかし”一つ”は「言われるまで、忘れていた」
チュニジア代表戦前日練習での久保建英。(C)SAKANOWA
イ・ガンインにライバル心。FKからのゴールにも意欲。
[キリンチャレンジカップ2023] 日本代表 – チュニジア代表/2023年10月17日19:10/ノエビアスタジアム神戸
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE) が10月17日、「キリンチャレンジカップ2023」でチュニジア代表と対戦する。FIFAランキングは日本19位、チュニジア29位。
久保建英はこの試合での先発出場が確実視される。ポジションは4-2-3-1の右サイドハーフ、あるいはトップ下が予想される。しかも、ノエビアスタジアム神戸は、二つの初ゴールを決めていて縁起が良い。
一つが日本代表での初ゴール。2022年6月10日のガーナ代表戦(〇4-1)で、代表デビューから3年を経て、待望の一撃がようやく生まれた。
「(ノエビアスタジアム神戸について)ゲン担ぎとかは嫌いですが、ポジティブな感じは持っています」「過去のことをああだこうだと言う必要はないのかもしれませんが、あの時は本当に嬉しかったです。ずっと入っていませんでしたから」
そしてもう一つがFC東京時代の2018年8月26日、アウェーでのヴィッセル神戸戦で自身J1リーグ初ゴールを決めている。ただ……「(J1でも初ゴール)全然いま忘れていました。言われてみればそうですね」ということだ。どちらかというと翌年、味の素スタジアムでのジュビロ磐田戦で決めたホーム初ゴールのほうが、強烈なインパクトを残している。
チュニジア相手に22歳のレフティは「やることはいつもと変わりません。(得点をどのように狙う?)日本代表では左からの崩しが多いなか自分が入っていくという形でしたが、今回は右サイドからの崩しが多くなるかもしれないし、そこは臨機応変に使い分けていきたいです。(トップ下で出た場合は?)できれば、より前での仕事に専念したいです」とイメージする。
今回は三笘薫、鎌田大地らが不在となっている。こうしたなか、より主役と言える地位を確立したいのでは? そう問われた久保は「もともと彼らがいても、いなくても僕は主役になるつもりでいつも来ています。そこは変わらないです」と強気に語った。
チュニジア戦の前日練習ではフリーキックからゴールを決めたそうだ。先日4-0の勝利を収めた韓国代表のイ・ガンインも直接FK弾を決めているだけに、ライバル心も燃やす。これまで日本代表ではキッカー役を担う機会も限られたなか、今度は本番でも狙っていく。
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「チュニジアは戦闘能力の長けた選手が何人もいるイメージ。ラフなキック、セカンドボールを拾われがちだと思います。そこでも勝負していきながら、いつも通りのサッカーをすれば張り合えると思います」
縁起の良いKOBE。久保がさらなる高みへ突き抜けていくゴールと勝利を、貪欲に狙う。