【移籍】レアル・マドリードがエムバペ獲得へ「4つの問題点」。ハーランドも関わる!?
パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ヴィニシウスとのポジションも…。
スペイン1部レアル・マドリードは果たして2024-25シーズン、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)をフリートランスファーで獲得するのだろうか。ただし、そのために解決すべき問題点はいくつかある。『フットボール・トランスファー』は11月18日、「エムバペがレアル・マドリードに移籍するための4つの問題点」と題し、このビッグディール成立に向けたハードルを整理している。
まず一つ目が「サラリー」。レアル・マドリードの選手たちの給与水準が「崩壊すると危惧される」と指摘する。現在レアル・マドリードで最も高い給与を得ているのが、ダビド・アラバ、トニ・クロースで、それぞれ1080万ユーロ(約17億6000万円)、1070万ユーロ(約17億4000万円)。しかし24歳のフランス代表FWは3500万ユーロ(約57億円)以上となる可能性があるとして、「ダントツでトップになってしまう」というのだ。
二つ目は「ポジション」。このほどヴィニシウス・ジュニオールが2027年6月30日まで契約を延長した。このブラジル人FWの主戦場は左ウイングである。今季左サイドでのプレーにこだわりを見せたエムバペが、カリム・ベンゼマの抜けた「9番」のポジションでのプレーを受け入れるのかどうか。
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3つ目が「アーリン・ハーランド」。その上記二つの問題点とも絡んでくるが、エムバペを獲得することで、ハーランドを獲得できる可能性が急激に落ちてしまうかもしれない。白い巨人が最も欲しているのはストライカーであり、ハーランドこそ現在のチームにいない望んでいるタイプ。エムバペ獲得のために莫大な資金がかかり、ポジションも用意できなければ、この大型補強の物語は始まりさえ迎えないと見ている。
そして4つ目が「パリ・サンジェルマンの主張」だ。レアル・マドリードはこのほど、エムバペサイドと一切の交渉や接触をしていないと公式サイトで声明を発表した。一方、パリSGはエムバペのフリートランスファーとなってのレアル移籍が“出来レース”だと主張している。もしもエムバペを補強できた場合には、法廷闘争になる可能性もあると予想している。