「クラブW杯は必死にならなくていい」マンチェスター・Cのグアルディオラ監督が注目発言、浦和レッズとの対戦を楽観視!?
マンチェスター・シティのグアルディオラ監督。(C)SAKANOWA
「選手たちには優勝しようと決して必死にならないでもらいたい」。その言葉の真意とは…。
[クラブW杯 準決勝]浦和 – マンチェスター・C/2023年12月20日3:00(現地19日21:00)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム(サウジアラビア)
サウジアラビアで開催中のFIFAクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)準決勝、J1リーグ浦和レッズ(アジア、AFC代表)が12月15日、アレックス・シャルクのゴールで、メキシコ1部クラブ・レオン(北中米カリブ海、CONCACAF代表)に1-0の勝利を収め、準決勝にコマを進めた。
浦和は19日(日本時間20日3:00)、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(欧州、UEFA代表)と準決勝で対戦する。マンチェスター・Cのペップ・グアルディオラ監督は12月15日、翌日のクリスタル・パレスFC戦に向けた記者会見で、このクラブW杯に向けてもコメントしている。
まず目の前のパレス戦に集中している状況でもあるが、クラブ公式サイトによると、スペイン人指揮官はこの世界一を決める大会に向けて、「選手たちには優勝しようと決して必死にならないでもらいたい。ただ2試合をプレーするために行くだけだ」と冷静に語る。
準決勝そして決勝あるいは3位決定戦に臨むだけというスタンスである。基本的にはプレミアリーグとUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)が“メイン”であり、その軸足がブレないことが重要だと強調しているようだ。
「もしも勝てなかったとしても、またチャンピオンズリーグで優勝するつもりだし、この大会にまた戻ってくるだろう」
「シンプルにサッカーの2試合をするだけだ。決勝に進むためには、最初に勝てればいい。勝てなければ、3・4位決定戦を戦うことになる。やるべきことをやるだけだ。もちろん、モチベーションや、勝ちたいという気持ちは大切だ。そして常に、勝利は次の勝利への呼び水になる。クリスタル・パレス戦に勝利し、そうすれば、さらにより良い試合をしようと、その助けになるはずだ」
決して楽観しているわけではなく、特別視せず、自然体で戦うことが、そのまま結果につながることだとも言っているようだ。CLでモチベーションを高めすぎて“失敗”した過去の反省もあるという。
大エースのアーリング・ハーランドが負傷離脱中で、この大会に間に合うかどうかと言われてきた。ただ、クラブはこのほど、ハーランドに加え、ケヴィン・デ・ブライネを含めた「全員」がサウジアラビア入りすると発表している。
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浦和は本気のシティを相手に、全力で立ち向かうだけ。2023年最後の番狂わせを演じるためには、世界中に流れている空気を読む必要などない!