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横浜FMの遠藤渓太がU-21日本代表参戦「アジア大会で暴れてきたい」

横浜F・マリノスの遠藤渓太。(C)SAKANOWA

中澤らに次ぐ出場機会を得るが今季まだリーグ1得点。インドネシアでキッカケを掴めるか。

[J1 21節] 湘南0-1横浜FM/2018年8月11日/Shonan BMWスタジアム平塚

 横浜F・マリノスのFW遠藤渓太が、インドネシアで開催されるアジア大会に臨むU‐21日本代表に合流するためチームを離れる。湘南戦は途中出場から勝利に貢献したが、最近9試合ゴールなしとリーグ戦では結果を残せずにいる。それだけに遠藤は「アジア大会で暴れてきたい」と決意を示した。

 横浜FMのフィールドプレーヤーの中では、中澤佑二、天野純、山中亮輔の20試合に次ぐ19試合に出場している。だがレギュラーの座は掴み切れず(出場時間1183分はフィールドプレーヤーチーム内7位)、まだ今季リーグ戦は1ゴールしか決められずにいる。

 それでも21歳以下で、J1でこれだけコンスタントに出場機会を得ている選手は数少ない。だからこそ遠藤は、このアジア大会でキッカケを掴みたいと意欲を示す。

「チームで出場機会をもらってきたからこそ代表に呼ばれたと思っています。それだけに、しっかりアジア大会では暴れてきたい。本当に、結果を残したいです」

 松本山雅FCの前田大然、コンサドーレ札幌の三好康児ら好調なアタッカー陣も参戦する。12日に集合して現地へ向かうが、寝食をともにしながら、2年後の東京五輪に向けて同世代で刺激し合える機会になる。

「もちろん杉岡(湘南)をはじめ僕以上に試合に出ている選手もいます。今日は敵同士でしたが、明日からは味方。助け合って、日本代表としてしっかり戦いたい」

 ”アジア版オリンピック”のアジア大会は8月14日に初戦ネパール戦を迎え、決勝は9月1日に組まれている。遠藤は、15日の22節・名古屋グランパス戦、19日の23節・鹿島アントラーズ戦の欠場が決定的。勝ち上がれば、26日の24節・ヴィッセル神戸戦、29日の18節・清水エスパルス戦、1日の25節・柏レイソル戦と最大で5試合に出られなくなる。

 攻撃に変化を与えるアタッカーの不在がどのようにチームに影響を与えるのかは読めない部分もある。ただU-21日本代表で”何か”を掴み、横浜FMに還元する。その循環を作り出し、シーズン後半戦の追い風をもたらすキーマンとなりたいところだ。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

Posted by 塚越始

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