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石井正忠監督「タイ人選手の個人のある部分では日本を勝っていると感じる。その能力を100%引き出したい」サッカー日本代表-タイ代表

記者会見で日本代表戦への抱負を語ったタイ代表の石井正忠監督。(C)SAKANOWA

鹿島アントラーズ時代にともに戦った町田浩樹との再会について、「すごく期待しています」。

[TOYO TIRES CUP2024]日本代表-タイ代表/2024年1月1日14:00/国立競技場

 国際親善試合「TOYOタイヤカップ2024」、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE) 対 タイ代表の一戦が2024年1月1日、国立競技場で行われる。FIFAランキングは日本17位、タイ113位。

 タイ代表を率いる石井正忠監督が試合前日の12月31日、公式記者会見に臨み、母国・日本代表との元日対決へ意欲を示した。今回28日までタイ国内リーグがあったため、選手編成も困難が伴ったという。そうした状況を踏まえ、石井監督は「思い切りチャレンジしたい。集まってくれた選手の能力を100パーセント出させてあげる試合にしたいです」と語った。

 タイ代表を率いての初めての対戦になる。石井監督は就任する際、森保監督やスタッフ、U-22日本代表の大岩監督、なでしこジャパン(日本女子代表)の池田太監督らと代表活動について話をして、「勉強させてもらいました。すごくいろんなことを学ばせてもらいました」と言う。

 また2020年からサムットプラーカーン・シティFC、ブリーラム・ユナイテッドFCとタイリーグのクラブチームでも指揮を執ってきた石井監督は「タイサッカーが発展するためには、(出場枠が増えた次回)W杯を狙っていきたい。日本にいてACLで対戦した時よりもタイのサッカーの質は上がり、タイ人選手の個人のある部分では日本を勝っていると感じています。そこをさらに伸ばしていきたい。改善しなければいけないところもあるが、そこはコツコツ改善していきたい」と語った。

 タイ人選手のその”強み”について、指揮官は次のように興味深いことを語っていた。

「攻撃が好きな選手が多く、攻撃へ行く時のスピード感、またディフェンスにもアグレッシブに狩りに行けるところは、日本人以上にあると思います。また、気質的になんとかなるさ、という思いがあって、切り替えが早く、そういった前向きなところはプラスにしたいです」

 また鹿島アントラーズ時代にともに戦った町田浩樹との再会については、「すごく期待しています」。さらに「佐野選手、上田綺世選手も鹿島でプレーしていますし、また(奥抜)侃志(カンジ)も大宮で一緒にやっています。関わった選手には期待していますし、楽しみです」と、対戦を心待ちにしていた。

「タイ代表の選手の力を100パーセント引き出して、もちろん勝ちたいですが、それができれば結果はいい。積極的にボールを奪い、得点を狙えるようにさせたい。そういうメンタリティで戦える働きかけをして、意気込みをもって選手たちが90分戦ってもらえればと思います」

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 タイ代表として、元日・国立の舞台でインパクトを残す――。石井監督はタイ代表の選手たちに期待を込めていた。

Posted by 塚越始

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