【川崎】家長昭博が受け止めるこの一敗の重み「力がない、それに尽きる」。マルシーニョ弾演出も、鹿島に逆転負け…
川崎の家長昭博。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
安西幸輝を振り切る突破から先制点につなげたが…。1勝3敗とスタートダッシュ失敗。
[J1 4節]鹿島 2-1 川崎/2024年3月17日15:00/カシマサッカースタジアム
J1リーグ4節、川崎フロンターレは家長昭博の突破からシュートの跳ね返りをマルシーニョが決めて先制に成功した。しかしそこから2失点を喫し、鹿島アントラーズに1-2の逆転負けを喫した。
「力がない、それに尽きると思います」
家長は試合後、そのようにこの一敗を正面から受け止めていた。
「色んなやり方、戦術や戦い方があっても、やるのは僕らです。僕らの力がなければ、勝点を積み重ねられない。僕もそうですけれど、負けているのは個人個人のところ。それを受け止めないといけない」
トレーニングで、一つひとつディテールにこだわり、それぞれが高め合う。その相乗効果で、チーム力を高める――。37歳のレフティは、その過程の大切さを改めて強調する。
「そこで勝ってきたチームですから。それがなければ、上まで行けない。誰かのせいではなくて、(敗れたのは)力がないからでした」
先制のゴールシーンは、日本代表にも選ばれてきた安西幸輝を振り切り、シュートまで持ち込んだもの。改めて家長が自身の力を見せ付けた。ただ……何より90分通じての敗戦を悔やんだ。
「狙っていた形は出せました。とはいえ、そこだけを切り取ればそうですが……90分を通して、何ができたか。相手のほうがチャンスも多かったです。自分たちが上回れるように、この結果を受け止めることが大事だと思います」
関連記事>>【海外メディアの反応は?】伊東純也のサッカー日本代表落選「この事件は、日出ずる国を揺るがして分裂させた」
家長はそのようにこの一敗の重みを受け止めていた。川崎はリーグ1勝3敗。中断明けの3月30日、ホームでFC東京と対戦する。