リバプール遠藤航が“幻のゴール”、マンチェスター・Uと120分の死闘3-4敗戦。四冠の夢潰える
リバプールの遠藤航がゴールを決めたかと思われたが…オフサイドで取り消しに。(Photo by Michael Regan/Getty Images)
105分にエリオットの一撃で勝ち越しながら、120+1分、2分とトラオレに決められる。
FAカップ準々決勝、リバプールFCが日本時間3月18日、オールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドに延長120分の死闘の末、延長後半に勝ち越しながら2失点を喫して3-4で敗れた。リバプールの日本代表MF遠藤航は4-3-3のアンカーで120分フル出場。前半にはモハメド・サラーからのパスを受けてシュートを決めた……かと思われたが、オフサイドで”幻のゴール”となった。
立ち上がりからホームチームが攻勢に立つ。そして27分にスコットランド代表MFスコット・マクトミネイが先制点を決める。
マンチェスター・ユナイテッドの猛烈なラッシュが一旦落ち着くと、今度はリバプールが牙を剥く。ホームチームの運動量がやや落ちたところへ襲い掛かる。
そして抜け出したサラーからのパスを、後方から飛び出した遠藤が鮮やかに流し込む。が……オフサイドラインの引き方によってはオンサイドにも見えそうだったが、オフサイドのファウルによりノーゴール判定となった。
ただリバプールが掴んだ流れを逃さない。44分、マック・アリスターが同点弾! さらに45+2分、ダルウィン・ヌニェスのシュートのこぼれ球をサラーが決めて逆転に成功する。
後半もリバプールの時間帯が続いた。それでも試合終盤、選手交代しながら、より攻撃的にしたユナイテッドがリスクを冒して攻める。
すると87分、途中出場のアントニーが意地の同点弾! タイスコアに持ち込んだ。
延長後半の105分、ハーヴェイ・エリオットが決めて、リバプールが勝ち越す。ところが、そのあとアマド・トラオレが120+1分、+2分と決める。文字通り二転三転の展開、ホームのマンチェスター・ユナイテッドが大逆転勝利で、準決勝にコマを進めた。
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遠藤はこの120分間の疲労と敗戦のダメージを受けて、日本代表の活動に合流。21日には国立競技場で北朝鮮代表と対戦する。