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リニアモーターカー27年開業断念、ホリエモン怒る「一番の問題は…」。Jクラブサポーターの足にも影響

山梨県内の試験場でのリニア中央新幹線。(Photo by Carl Court/Getty Images)

静岡県の川勝知事の工事に反対し続ける姿勢を批判、「超電動は国益の話」。

 静岡県内のトンネル工事着工の目処がいまだ立たずJR東海がこのほどリニア(リニア中央新幹線)の2027年開業を断念したことを受けて、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏が3月29日、自身のユーチューブ『ホリエモンチャンネル』で、「リニア中央新幹線の2027年開業が断念されたことで静岡県知事に怒っています」と題した動画をアップした。大井川流域への影響から県内でのトンネル工事反対の姿勢を貫く静岡県の川勝平太知事だが、世界に誇れるはずの日本の超伝導技術のサプライチェーンを破壊するとして、堀江氏は「みんなで落選させましょう」とまで呼び掛けた。

 品川―名古屋間を約40分間で結ぶ“夢の超特急”リニア中央新幹線だが、JR東海は2027年開業は絶望的と発表した。県内の南アルプスの一角でトンネル工事が必要だが、流域への影響があるとして、川勝知事は反対してきた。静岡県にリニアの駅が設けられないこと、新幹線の「のぞみ」も静岡県内を通過していることなどから、静岡県のメリットがないためというスタンスとも見られてきた。いずれにせよ、いまだ静岡県内のリニア用の工事着工の目処は全く立っていない。

「一番の問題は」として、堀江氏は「世界をリードしている日本の超電導技術サプライチェーンを形作りつつありました」として、2027年開業に向けて、設備投資、技術開発、人材確保や開発なども進めてきたが、「静岡県の川勝知事のお陰で全て台無しなんだよ! 静岡県が儲からないという話ではなく、日本の国益の話」と怒った。

「平均500キロ以上、時速600キロ近くまで出せる」という日本の技術を、世界に提供していくこと、さらにはその超電導からのイノベーションも期待できる……。が、全てが停滞してしまうと嘆く。

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 一方、SNSではむしろ川勝知事が、リニア工事反対を打ち出しているからこそ県内で支持されているという声も出ている。最近はやや譲歩の姿勢も示していると言われるが……。とりわけJリーグでは、名古屋グランパス、清水エスパルス、ジュビロ磐田、アスルクラロ沼津、藤枝MYFC、そして関東圏のサポーターの足に直結する話でもある。“夢のリニア”はこのまま夢のまま、時間だけが経っていくのだろうか。

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