【浦和】川崎戦で大旗を投げ込んだサポーターに「無期限入場禁止」の処分
浦和レッズのサポーター(ACL準決勝より)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
選手一同が応援エリアにあいさつに向かった際、応援に用いていた大旗を投げ込んだ行為を確認。
J1リーグの浦和レッズは5月7日、3日にUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われたJ1リーグ11節の川崎フロンターレ戦で、試合終了後に浦和サポーターが選手たちがあいさつに来た際に大旗を投げ込んだとして、サポーター一人に対し「無期限入場禁止」の処分を科したと発表した。
発表によると、浦和の選手一同が応援エリアにあいさつに向かった際、応援に用いていた大旗を投げ込んだ行為が確認された。
クラブはこの1名に対して「無期限入場禁止」を科した。国内外を問わず6日以降に行われる浦和、浦和レッズレディース、浦和レッズアカデミーの出場する全試合が対象。
クラブスタッフが現地で、この行為を目視で確認。直後、処分の対象行為であると厳重注意し、そのあと所属グループのリーダーと対面で話し合いを実施。競技運営本部所属スタッフによる映像確認を経て、その後、「浦和レッドダイヤモンズサッカー試合運営管理規定」並びに「Jリーグ試合運営罰則規定」と照合。コンプライアンス委員会を6日に招集して、処分内容を決めた。
クラブは次のように伝えている。
「改めまして、この度は試合運営管理規定違反行為の発生を未然に防ぐことができず誠に申し訳ございませんでした。私どもがそうした努力を行うことは当然の務めであり、美辞麗句で飾り立てるべきものでないことを承知しておりますが、多くのファン・サポーターの皆さまや社外関係者のみなさまがクラブと共に、再発防止のために意識を高め、互いに声を掛け合うなどして安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現を浦和レッズ全員で目指そうと行動してくださっている最中にこうした事案が発生してしまったことに対し、悔しさと憤りを感じずにはいられません。
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しかしながら、今回の事案によって安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に向けた覚悟が揺らぐことは絶対にありません。 引き続き矢印を自らに向け、再発防止施策への注力と、違反事案に対する適時適正且つ毅然とした対応を徹底し、安全・快適で熱気ある満員のスタジアムの実現に全力を投じてまいります」