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【浦和】サポーター暴徒化問題、「損害賠償請求権の行使」をクラブ独自の処分基準に盛り込む

浦和レッズのエンブレム。(C)SAKANOWA

昨年の天皇杯・名古屋戦を受けて、今後の再発防止策で。

 J1リーグの浦和レッズは5月7日、昨年の天皇杯4回戦の名古屋グランパス戦で発生したサポーターによる集団による威嚇行為など試合運営管理規程違反の「第13報」として、第三者委員会の内容を公開したことなどを報告した。「浦和レッズ第三者委員会報告書」をクラブが受領。同委員会は解散となった。

 また「違反行為に対する新たな処分基準の策定」では、今後違反行為が発生した場合、日本サッカー協会、Jリーグのガイドラインにはない「永久入場禁止処分」、「損害賠償請求権の行使」を含むクラブ独自の処分基準を定めた。「試合および大会等の規程が許す限り弊クラブが主体的に処分決定を行う」という。

 クラブは次のように改めて伝えている。

「 浦和レッズはそうした問題を引き起こしてしまった当事者として、その事実とどう向き合い、どのように進んでいくのかということが社会から問われていることをクラブスタッフ一同決して忘れることなく、対話を重視する姿勢、社会の一員としての視点、そして違反行為への適時適切且つ毅然とした対応をもって、『安全・快適で熱気ある満員のスタジアム』作りに全力で取り組んでまいります。

 改めまして、本事案によりご迷惑をおかけいたしました全てのみなさまに、心より深くお詫び申し上げます。 引き続き社会の一員として自らが果たすべき責任と誠実に向き合い、覚悟をもってクラブ運営に取り組んでまいります」

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 昨年のサポーター暴徒化問題を受けて、今季、浦和は天皇杯の出場権を剥奪されている。天皇杯1回戦は5月26日・27日にスタートする。

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