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【浦和】ソルバッケンにイタリアメディアが厳しい評価「この夏、彼を獲得したいクラブは…」。理粗のシナリオは!?

浦和サポーター。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

理想はレンタル延長、勝負の1か月に。

 イタリア・セリエAのASローマからJ1リーグの浦和レッズに期限付き移籍中のノルウェー代表FWオラ・ソルバッケン(Ola Solbakken)が6月30日で、契約満了(レンタル期間終了)を迎える。これまで負傷の影響もあり、出場機会を一度も得られずにいる。ペア=マティアス・ヘグモ監督は上手くいけば間もなくメンバー入りもあり得ると期待を寄せている。一方、イタリアメディアでは現状を踏まえ、厳しい論調も見られる。

 イタリアの老舗である『ガゼッタ・デロ・スポルト』は5月15日、エルドル・ショムロドフ、アンドレア・ベロッティ、そしてソルバッケンの名前を挙げて、「ローマの新たなスポーツディレクターに求められる仕事は、まずこの3人をチームから外すことだ」と主張するレポートを掲載している。

 ギリシャ1部オリンピアコスFCを経て浦和に加わったソルバッケンだが、「日本ではまだ一度もピッチに立てずにいる」と指摘。「より悪い運命が待っている。この夏、彼を獲得しようとするチームはほぼない。ローマにとって悪夢なのは、2027年6月まで契約を結んでいることだ」と、ローマがさらに2年間、ソルバッケンと契約を残していることをクラブの課題に挙げている。

 浦和のペア=マティアス・ヘグモ監督は5月13日のオンラインによる記者会見で、「オラ(ソルバッケン)は今日練習に合流しました。ポジティブな出来事が続いています」と現状を説明。ソルバッケンの状態について、「もしかしたら短期間でメンバー入りできるかもしれません。フィジカル的なトレーニングは今までしっかりしてきたので、これからはボールを使ったサッカーの練習を増やしていきたいところ。本人もこのチームの中で自分の姿を見せることに対し、非常に高いモチベーションを持っています」と、期待を寄せていた。

 現状で考えられる”ベター”な解決策は、ここから再び連戦を迎えるなか、ソルバッケンが浦和で結果を残し、レンタル契約を延長することだろう(あるいは何からのオプションがある可能性も)。もちろん、戦力としての目処が立たないのであれば、今後の復帰に”賭ける”リスクは大きすぎる。

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 ただ浦和は2025年の新方式のクラブワールドカップ(クラブW杯)の出場権を得ている。最近レギュラーポジションを掴んだ元日本代表の中島翔哉に続き、ソルバッケン級のタレントが戦力に加わってくることが理想ではあるが……。浦和のユニフォームを着て闘うその雄姿を、多くのサポーターとファンが待っている。

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