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【サッカー日本代表 推薦状】『和製スアレス』神戸FW宮代大聖に今こそチャンスを! 久保建英とは2トップで魅了。5/24 W杯2次予選メンバー発表

宮代大聖。(C)2024 Asian Football Confederation (AFC)

9月スタートのアジア最終予選、秘密兵器になり得る。

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選6月シリーズ(6日ミャンマー代表戦@ヤンゴン、11日シリア代表戦@エディオンピースウイング広島)に臨むサッカー日本代表のメンバーが5月24日に発表される。日本は同予選4連勝(北朝鮮代表とのアウェー戦は没収試合、日本の勝利扱い)で最終予選進出を決めている。そのため、今回は様々なテストが可能で、チーム力を高められる機会になる。

 森保一監督率いる日本は、1月のカタール・アジアカップでは週刊誌のテロ的報道の被害も受けて心身的に消耗したなかベスト8での敗退を喫した。その大会後、多くのヨーロッパ組の選手がコンディションも落とし、なかなかベストパフォーマンスを発揮できず。加えて、北朝鮮とのアウェーゲームが直前でキャンセルされるなど、3月シリーズでもドタバタが続き、いい波に乗れずにいる。

 今回、ミャンマーとの移動などコンディション面を考慮すると、ヨーロッパ組の主力組の多くは招集が”免除”されると見られる。また、パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表組も、U-23アジアカップの激闘直後であり、ここでケガなどすることは回避したいだけに、本格的なフル代表への合流は五輪後になる。

 むしろ欧州組でなかなかチャンスを得られずにいた選手、あるいは東京五輪世代の下の年代にあたる今年24-26歳あたりの世代の選手にチャンスを与えられやすいタイミングでもある。

 そこでぜひ招集してもらいたいのが、現在J1リーグで3位タイとなる7ゴールを決めているヴィッセル神戸のFW宮代大聖(Taisei MIYASHIRO)だ。今季川崎フロンターレから完全移籍で加入した生粋のストライカーは、大迫勇也、武藤嘉紀ら揉まれながら、その”本能”を目覚めさせている。

 ルイス・スアレスを好きな選手に挙げているが、まさに『和製スアレス』と言わんばかりに、右足4点、ヘッド2点、左足1点、しかもボレーあり、背後を突いてのゴールありと、様々な形からゴールを量産してきた。まさに、いま旬と言えるタレントだ。しかも5月26日には24歳の誕生日を迎える。

 世代別の日本代表にも選ばれ、数多くのゴールを決めてきた経験を持つ。U-19日本代表として臨んだ2018年のインドネシアU-19アジア選手権では、久保建英と2トップを組んだこともあり、二人でゴールをこじ開けている。将来この2トップがフル代表でも実現するはずと期待を抱かせた。

 むしろ、今招集しなければ、このあとなかなか「日の丸」をつける機会は巡ってこない。ここでチャンスを得て、森保ジャパンのスタイルであり、日本代表のルーティンなども体感できれば、9月にスタートするアジア最終予選の”秘密兵器”にもなり得る。

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 そして、日本代表の中で、ハイレベルな選手とともに、どのような化学反応を起こすのかも楽しみだ。森保監督はあらゆる年代別代表の活動をくまなくチェックしており、間違いなく評価してきた一人だが――。

Posted by 塚越始

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