【移籍】バイエルンが伊藤洋輝の獲得に動く!ドルトムント、王者レバークーゼンも浮上
伊藤洋輝。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
サウジアラビアからはオファーか。
ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘンがこの夏の移籍マーケットで、VfBシュツットガルトのサッカー日本代表DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)の獲得を検討している。さらにボルシア・ドルトムント、王者バイエル・レバークーゼンと、強豪が揃ってこのレフティに注目しているという。加えてサウジアラビアからも関心が寄せられている。
伊藤は今季公式戦29試合(リーグ26試合)・2アシストを記録。左サイドバック、センターバック、ストッパーなどでプレー。高さと強さを生かした守備に加え、精度の高いロングキックで起点となって活躍した。
シュツットガルトとは2027年6月まで契約を結んでいる。契約解除金(移籍金)は2500万ユーロ(約42億円)から30000万ユーロ(51億円)に設定されているという。
『シュツットガルター新聞』はこのほど、バイエルン、ドルトムントが今月25歳になったレフティの獲得に動いていると報じた。
また、レバークーゼンのニュースポータルも、今季のマイスターもまた獲得に動いているのではないかと伝えている。
一方、中東の『アルカス・スポーツチャンネル』はこのほど、サウジアラビア1部アル・アハリがオファーを出したとレポート。この設定された移籍金であれば、より良い条件を提示できると、伊藤に注目しているということだ。
さすがに欧州のトップも目指せるチャンスもあるなか、この年齢で中東でのキャリアを選択することはないと見られる。もちろん、バイエルン、ドルトムントというトップ・オブ・トップからの関心も魅力的だが、戦力として欲しているだけでなく、“曲者”である2位に食い込んだシュツットガルトの戦力をどうにかして落としたいという思惑も透けて見える。
何より来季、シュツットガルトはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得している。あと2シーズン契約を残すエースのセール・ギラシが来季残留すれば、エースとともに伊藤もCLで一波乱を起こせるかもしれない。
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シュツットガルトのセカンドチームから、ここまでチャンスを掴んできた。注目を集める伊藤が、果たしてこの夏、ビッグクラブへの道を切り開くのだろうか!?