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【移籍】絶好調の田中碧、CL出場シュツットガルトなど3クラブが狙う。ボーフム3-0撃破の立役者、ブンデス1部復帰を確実にする

田中碧。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

契約はあと1年、クラブは約50億円で売却希望。

 ドイツ・ブンデスリーガの昇降格プレーオフ、2部3位のフォルトゥナ・デュッセルドルフが日本時間5月24日の第1戦、1部16位のVfLボーフムに3-0の勝利を収めて、1部復帰へ大きな勝利を手にした。

 デュッセルドルフの田中碧、ボーフムの浅野拓磨はそれぞれ先発出場。田中は中盤での争いからゴールの起点になるなど活躍した。一方、浅野はゴール前でバイシクルキックを放つなどチャンスに絡んだものの得点できず。腕も傷めてしまい、途中交代している。

 シーズン終盤から完全にチームの軸となって活躍する田中碧は、急激に評価を高めている。そうしたなかドイツ・デュッセルドルフの地元紙『ウージンガー・アンツァイガー』は24日、「絶好調の田中、くじを引くのは誰だ」と題したレポートを掲載。特に3ゴール目を奪えたことで、1部復帰へ大きく近づいたデュッセルドルフだが、いずれにせよ田中のこの夏のマーケットでの移籍は決定的ではないかと予想している。

 田中とデュッセルドルフの契約は2025年6月まであと1年。これまで何度も移籍の噂が浮上していたが、今年26歳になるセンターハーフを、このタイミングでクラブとしても「200万ユーロ(約34億円)から300万ユーロ(約51億円)」で売却することを望んでいるという。

 また、1部昇格を果たせば、デュッセルドルフが2部リーグのように高いポゼッション率で戦うことは難しいと、田中自身も考えているだろうと見ている。

 もちろんデュッセルドルフとさらに契約を延長するという選択肢も残る。一方、同メディアは、ドイツ国内であれば、VfBシュツットガルト、ボルシア・メンヒェングラートバッハ、さらに1.FSVマインツ05が獲得に動いていると報じている。シュツットガルトは来季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得しているだけに魅力的でもあるだろう。

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 ボーフムのホームとなる第2戦は5月27日27時30分(28日3:30)から行われる。そのあと田中は北中米ワールドカップ(W杯)2次予選の6月シリーズ2試合に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の活動に合流する。

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