【神戸3-1鹿島】オンサイド!?VAR介入で覆るも微妙判定。鈴木優磨不在のなかチャヴリッチ先制も、武藤嘉紀、トゥーレル、大迫勇也に決められる
大迫勇也。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ヴィッセルにとっては、勢いに乗っていける大きな勝点3に!
[J1 21節] 神戸 – 鹿島/2024年6月30日19:00/ノエビアスタジアム神戸
J1リーグ21節、注目の上位対決、鹿島アントラーズはヴィッセル神戸に1-3で敗れた。2位はキープしているものの、首位のFC町田ゼルビアとは5ポイント差に開き、4位の神戸には1ポイント差に迫られた。2位鹿島から9位浦和レッズまで6ポイント差にひしめく混戦模様に。
アウェーチームはエースの鈴木優磨が累積警告で出場停止に。代わって先発したチャヴリッチのゴールで先制に成功したが、そこから武藤嘉紀、マテウス・トゥーレル、大迫勇也に決められ3失点を喫した。
3失点目は当初、副審が大迫にラストパスを放った武藤のオフサイドと判定。しかしVARの介入を経て、オンサイドに覆り、大迫のゴールが認められた。
ただ公開された武藤がオンサイドだったという画像だが、よく見るとオフサイドラインが果たして本当にまっすぐ引かれたものなのか、やや分かりにくくなっている。自動生成されたラインであるはずだが、画面上で角度など1ミリずれれば、オフサイドにもオンサイドにもなりかねず、それも果たして「明らかな判定の間違い」に該当するのかどうか。そのあたりの運用(自動生成されたからといって、本当に正しいと信じていいのか!?)は課題となりそうだ。
とはいえ試合内容的には神戸が上回っていて、妥当な結果とも言えた。鹿島は決定機も作り出せていたが、この日はチャヴリッチの一発に頼る展開となってしまった。また選手交代を経て、むしろ強度がなかなか上がらないという課題も解消されずにいる。
ポポヴィッチ監督は試合後のDAZNのインタビューで、「チャッキー(チャヴリッチ)のところでチャンスがあり、全て決まっていれば3得点できていかもしれません。ただ前半は背後への動き出しを狙っていたものの、そのアクションやボールを動かすことなどが足りなかったので、そこは次戦に向けて修正したいです」と語った。
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古巣を相手にエース大迫がゴール――。神戸にとっては、ここから再び勢いに乗っけ行けるはずだと、確かな手応えを得る大きな勝点3となった。