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【移籍】レアル・マドリード、久保建英の復帰は1年後か

レアル・マドリードでの久保建英。(Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)

現在の移籍金は103億円、古巣がその半額でまず獲得できる権利を持つ。

 スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF久保建英(Takefusa KUBO)は7月11日、大半の選手ととともに2024-25シーズンに向けてチーム練習に合流する予定だ。

 今年2月に2029年6月までラ・レアルと契約を更新していて、新シーズンも引き続きプレーすることが既定路線ではある。しかし一方、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFC、リバプールFC、マンチェスター・シティなど「5クラブ」が久保獲得へ関心を持っていると言われる。

 しかし、いずれも具体的なオファーには至っていないようだ。

 そうしたなかレアル・マドリードのニュースを扱う『デフェンサ・セントラル』は6月29日、「レアル・マドリードが久保建英の大金獲得は見送り:フロレンティーノは契約へ」と題したレポートを掲載した。具体的な新たな情報はないのだが、マドリードは久保の価値を認識しており、あと1シーズン、ソシエダで経験を積んだあと、復帰させるのではないかと見込んでいるという内容だ。

 ラ・レアルと久保の移籍条項は変更されていないと見られる。6000万ユーロ(約103億5000万円)のオファーがあれば、まずレアル・マドリードが優先的にその半額の3000万ユーロ(約51億7000万円)で獲得できる権利があると言われる。レアル・マドリードは久保の戦力面に加え人気面などの価値も認識しており、この“優先権”を行使したい考えではないかと見ているのだ。

 とはいえ、レアル・マドリードはフランス代表FWキリアン・エムバペの獲得をすでに発表している。現状の戦力であれば、ブラジル代表FWロドリゴでさえ控えに回る可能性も出ている。そこに久保を加える可能性は低いとは見られる。

 しかし、同メディアは「あと1シーズン、さらに経験を積んだあと、2025年に彼を復帰させられると考えている」と予想しているのだ。その値段で復帰させられるのであれば、戻さない手はないとも言える。

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 ポジションや役割は異なるものの、ジネディーヌ・ジダン前監督が2019年のプレシーズンマッチでテストしていたように、久保がルカ・モドリッチ、トニ・クロースの後継者候補になれるのか(ボランチでも起用された)。そういったプレーの幅、ポジションの選択肢を増やすことが、メガクラブ行きのポイントにもなってきそうだ。

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