【日本代表】4年後への宿題。号泣の三笘薫「全部足りなかった」、長友佑都は「皆さんの街にあるJリーグへ」
カタールW杯クロアチア戦、日本はPK戦を落としてベスト16で涙。(Photo by Julian Finney/Getty Images)
「日本サッカーのためにもJリーグをもっと盛り上げたい」
[カタールW杯 ラウンド16] 日本代表 1(0延長0、1PK3)1 クロアチア代表 /2022年12月5日18:00(日本時間6日0:00)/アル・ジャヌーブ・スタジアム
カタール・ワールドカップ(W杯)ラウンド16、日本代表はクロアチア代表に前田大然(セルティックFC)のゴールで先制しながらも追い付かれ、1-1のまま延長戦を終えると、PK戦を1-3で落とした。初の8強はまたも叶わなかった。
三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)はこの日も切り札で、64分、3-4-2-1の左ウイングバックで途中出場。4試合連続となる勝負どころでの投入から、延長前半15分、左のカットインから強烈なミドルを放ったが、GKドミニク・リバコビッチ(ディナモ・ザグレブ)にセーブされた。そしてPK戦では2人目のキッカーを務めたが、再びリバコビッチに立ちはだかれた。
三笘は試合後に号泣。フラッシュインタビューに臨んだ際も涙を浮かべて、「全部が足りなかった」「次のワールドカップで勝てるようにやるしかないと思います」と、4年後の北米W杯への思いを語った。
三笘の悔しさを代弁するように、長友佑都(FC東京)は試合後のインタビューで「とにかく一生懸命、最後まで戦った後輩たち、勇気をもってPKを蹴った選手たちをたたえてほしいです。この悔しさを、彼らがこの先の日本サッカーに活かしてくれると思います。必ず、次につなげてくれます」と力強く語った。
そして36歳のサイドバックは、Jリーグに関心を持ってほしいと切に願った。
「確実に日本サッカーは成長しています。皆ここにいる選手たちはJリーグで育ち、海外でプレーしている選手たちです。日本サッカーのためにもJリーグをもっと盛り上げたいです」
「皆さんのお住まいの地域にJリーグのチームがあると思います。選手たちは勝利のため、ワンプレーのために努力しているので、ぜひ応援してもらいたいです」
そのように日本サッカーの盛り上がりがこれからの“宿題”となり、一人でも多くのサポートを呼び掛けていた。
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