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【クロアチア戦│採点】走れなかったジャガー浅野に最低点「1」。冨安、鎌田、堂安らも低評価…日本代表、死力を尽くしたがW杯ベスト16の壁を越えられず

カタールW杯クロアチア戦、日本はPK戦を落としてベスト16で涙。(Photo by Julian Finney/Getty Images)

カタールの追い風を掴んだ谷口、右サイドを安定させた酒井を高評価。

[カタールW杯 ラウンド16] 日本代表 1(0延長0、1PK3)1 クロアチア代表 /2022年12月5日18:00(日本時間6日0:00)/アル・ジャヌーブ・スタジアム

 カタール・ワールドカップ(W杯)ラウンド16、日本代表 対 クロアチア代表戦、日本は前田大然がW杯初ゴールを決めたがそのあと追い付かれ、延長戦を経てのPK戦を1-3で落として、ベスト8進出を逃した。

 日本代表の選手の採点をまとめた。

▼採点の見方
ポジション

背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上。

【日本代表:クロアチア代表戦]
GK
12 権田修一 3
被枠内シュートは4本。モドリッチのドライブショットをビッグセーブ! PK戦は1本ミスを誘い、流れを呼び込みかけたが――。

DF
3 谷口彰悟 4
この日のセットプレーのキーマンで“当たって”いた。開始早々に決定的ヘッド、延長前半にも惜しい一撃とチャンス。ストーン役となって、得点にも関与。カタールの追い風を受ける存在になっていた。

22 吉田麻也 2
状況に応じた鋭いプレスは効き、競り合って前田の得点につなげる。一方、ヒヤッとするクリアミスを再び繰り返す危険なシーンも。失点時もラインコントロールとマークが曖昧に。イメージ通りいかないプレーが増えていった。

16 冨安健洋 2
足を滑らせた場面(背中を押されていたのでファウルか)があったが、逆にそこから集中力のギアが上がった。失点時は吉田がラインを上げた際、マークを緩めたイヴァン・ペリシッチに決められた。

MF
13 守田英正 3(▼106分)
主審の判定に首を傾げる回数が多かった。それでも中盤の目まぐるしいポジションチェンジに蓋をして、切り替えの始点になっていた。

6 遠藤航 3
しぶといデュエルの守備で、黄金の中盤3枚に自由を与えず。セカンドボールも途中からよく拾っていた。惜しいミドルはあったが、オートマティックになれない攻撃への関与が課題に(チームでのテーマでもあるが)。

5 長友佑都 3(▼64分)
長い距離を走って持ち込み相手の体力を消耗させた。クロス精度は低かったが、求められた役割をこなして途中交代。

14 伊東純也 3
ウイングバック、シャドーとプレー。失点時はパワーに屈した。酒井が投入されたあと息を吹き返したが、浅野にボールが収まらず、ゴールへ向かっていく伊東の「矢」の動きが生きなかった。

8 堂安律 2(▼75分)
体を張ったクリアでも貢献。クロアチアのパワーのある高い壁に苦しみ、シュートまで持ち込めず。

15 鎌田大地 2(▼75分)
憧れというルカ・モドリッチとマッチアップ。前を向けるシーンを多く作り、決定機も作った。次第に鎌田からの受け手が限られ、次に展開できなくなった。失点シーンの緩慢なプレスは、大一番では命取りに。

FW
25 前田大然 3(▼64分)
68回のスプリントを記録し、セットプレーからW杯初ゴール。ただ、この日のプレスは単発で、スペイン戦後半のような脅威を与えられなかった印象。

■交代出場■
FW
18 浅野拓磨 1 (▲64分)
前線でいい位置にいるものの、クサビなどパスを収め切れず。この日はスピードも物足りず、途中出場ながらバテるのも早く、起点を作れなかった。獲物を仕留めようと襲い掛かるように走れないジャガーに、怖さはなかった。

MF
9 三笘薫 3(▲64分)
相手に数的優位を作られ、押し込まれる時間も長かった。それでも一度決定機を作り出す。本田圭佑からは「もう、このあとビッグクラブに行くでしょう」。

DF
19 酒井宏樹 4(▲75分)
オープンな撃ち合いになっていたなかで投入され、右サイドに格段の強度で安定をもたらした。

MF
10 南野拓実 2(▲75分)
プレスを掛け続けて、高い位置からスイッチを入れた。一方、危険なエリアから外へ流れるプレーが多く、脅威になり切れなかった。

MF
17 田中碧 ―(▲106分)
左ボランチに入り、谷口彰悟、三笘薫をつなぐ川崎フロンターレラインで一発を期待されたが、相手のパワーに圧され、むしろ押し込まれたなかで延長戦終了に。

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