【移籍】久保建英のリバプール移籍報道は先走り!?現地メディアが指摘、スロット新監督の優先テーマは…
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
サラー残留濃厚で、むしろ遠藤航の“ライバル”補強が先決!?
スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)が今夏、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCへ移籍する!? 日本で報じられてきた噂だが、地元リバプールではまだそこまでの盛り上がりを見せていないようだ。
地元メディア『リバプールエコー』は7月22日までに「久保とは誰か?」と題し、日本で報じられたきた移籍の噂を引用するとともに、スペインや日本代表でのキャリアをまとめている。ただし昨季ラ・リーガ7ゴールなど決して突き抜けた数字を残しているわけではなく、ケガもあったとはいえ衰えも感じさせつつも昨季プレミアリーグ18ゴールを決めているモハメド・サラーの“後継者”としては、まだ疑問の目も持たれているようだ。
また同メディアは、補強が全く行われずにいるリバプールの現状について、アルネ・スロット監督がまずEURO、コパ・アメリカ出場組が加わってからチーム状況を見たうえで、補強の判断をしただっているようだと伝える。プレミアリーグのビッグクラブで見られがちな“パニックバイ”に走らないように、これからのアメリカ・ツアーでの3試合をチェックし、指揮官が自らの目でいろいろ判断したいということだ。
とはいえ32歳のサラーはリバプールとあと1年契約を残し、契約を更新しない可能性が高まっている。その後継者の補強は確かにクラブの重要なテーマでもある。ただし、サウジアラビアへの移籍も噂されてきたが、ここに来て、スロット新スタイルのもと、レッズであと1年プレーすることが規定路線とも言われる。
同メディアは「久保の獲得に関して、リバプールと契約寸前であるという情報はまだ得ていない」としている。ただし「これまでも、みんながそうであったが……」とやや自虐的でもある。
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むしろ、久保と日本代表のチームメイトである遠藤航のプレーするアンカーやボランチが、まず補強ポイントではないかとこれまで指摘している。ユルゲン・クロップの後任とあって、下位カテゴリーのチームとの最初の練習試合に敗れたということもあり(指揮官はあくまでも練習の一環であったと強調)、さっそく厳しいプレッシャーや評価のもと、新体制をスタートさせている。