釈放の日本代表MF佐野海舟、マインツの7/31~チロル合宿参加か
佐野海舟。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「彼は罪を認めたと言われているが、公式な確証は得られていない」とのドイツの報道も。
準強制性交等の容疑で警視庁に逮捕されていたドイツ・ブンデスリーガ1部1.FSVマインツ05に加入決定していたサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF佐野海舟(Kaishu SANO)が7月29日に釈放された。マインツがその事実を確認したという。
ドイツメディア『アルゲマイネ新聞』が同日、日本の一部報道を踏まえ、クラブからもその事実を確認したとレポート。マインツからは、佐野が釈放され、起訴されなかったと連絡を受けたという。また「今後についての詳細は未確定であり、クラブは佐野サイドと話し合っていく」と報告していた。
一方、同じくドイツメディア『SWRスポーツ』も同日、この件について記事を掲載。そして同メディアの取材として、「彼は罪を認めたと言われているが、公式には確認されていない」と伝えている。そのうえで、7月31日から8月7日までマインツがオーストリアの保養地としても知られるチロル地方で実施する「佐野は夏季トレーニングキャンプに参加する見込みだ」「そこで新シーズンに向けて準備を進める」と、今後の予定についても触れている。
23歳の日本代表ボランチは7月4日、国内最多タイトル数を誇るJ1リーグの鹿島アントラーズからマインツへの完全移籍が決定。移籍金は250万ユーロ(約4.1億円)と見られる。Jリーグのシーズンを休みなく過ごしてきたため、約2週間の休暇が与えられていた。その間の14日早朝、都内で知人二人と女性一人に対し性的暴行を働いた疑いで、その後、警察に通常逮捕されていた。
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マインツではベンフィカSLに移籍したレアンドロ・バレイロの後継者として期待されている。佐野は基本的には無実の身となる。さっそくドイツ、チロルで、新天地での活動をスタートさせるのだろうか。