【浦和】新加入の長沼洋一が抱負「どこでも強みを発揮できるポリバレントが良さ。与えられたポジションで活躍することしか考えていない」
オンラインで抱負を語った浦和の長沼洋一。(C)SAKANOWA
「より攻撃的なサイドバックとして、チームでまた違う色を与えていきたい」
サガン鳥栖から浦和レッズに加入した長沼洋一(Yoichi NAGANUMA)が8月9日、オンラインによる取材に応じて、新天地での決意を語った。
これまでのキャリアでは両サイドの前線から最終ラインまでこなし、昨季は開幕時は左MF、途中からは右MFで活躍しリーグ10ゴールを記録した。そうしたなか、ペア=マティアス・ヘグモはサイドバックでの起用を考えて、長沼を獲得したと明言している。
長沼はどのポジションであっても”結果”を残すところが自身の強みであると語る。
「昨年は前で二桁得点を決めているので、前で勝負したい思いはありますが、与えられたポジションで強さを出すポリバレントが自分の良さ。まず与えられたところで試合に出て活躍することしか今は考えていません。(背番号は?)『8』が自分のラッキーナンバーなので、8を重ねて『88』にしました」
「魅力あるクラブだとは誰もが思うところだと思いますが、今のサガン鳥栖でやってきたことを、浦和でどれぐらいできるかという勝負をしたいと思い、浦和へ移籍してきました」
浦和ではサイドバックで練習を積んでいるが、長沼は得点など「早く認められる活躍をしたいです」と意欲を示す。
「より攻撃的なサイドバックと言いますか、高い位置でボールを受けて、追い越していく動きもできます。あとは内側を付けるところも自分の強みかなと思います。また違う色を出していけると思うので、それをしっかりアピールしていきたいです」
そして埼スタの印象について、「アウェーで来た時、すごくいいスタジアムで、すごい歓声だなと思っていたので、アウェーでも気持ちが乗っていたので、それがホームになるというのはワクワクしていますし楽しみです」と、新たなホームでのプレーを楽しみにしていた。
チーム内で接点のある選手はほとんどいないそうだ。世代別の日本代表で安部裕葵とプレーしたことがあり、また広島ユース時代にはトップチームに西川周作がいたが、「チームは一緒ではなかったですが、見ていたので、一方的に知っているというか、会ったらあいさつをしていた程度でした」という。
「(外から見た浦和の印象は?)しっかりボールを握りたいところは、昨年も一昨年も、監督が変わっても浦和レッズの印象はありました。上位へ行くためには、まず失点を減らすことと、より攻撃的なサッカーで得点を奪うことが大事になると思っています」
11日はさっそくアウェーで鳥栖と対戦する。浦和の『88番』長沼は「しっかり勝ちたいですし、メンバーに入って鳥栖へ行きたいです」と、まずはメンバー入りを狙う。