【浦和】6年前の無観客を経験する西川周作が噛み締めた思い「その時と全く違う雰囲気。本当に皆さんへ感謝の気持ちでいっぱい」

オンラインでの取材に応じた浦和の西川周作。協力:浦和レッズ (C)SAKANOWA

二度のビッグセーブ、「止めた瞬間は『無』の境地」。

[J1 2節] 浦和 – 横浜FM/2020年7月4日19:00/埼玉スタジアム2002

 新型コロナウイルスの影響で中断していたJ1リーグが7月4日、約4か月ぶりに再開を迎え、浦和レッズ対横浜F・マリノスはスコアレスで引き分けた。

 浦和のキャプテンを務めるGK西川周作は、この試合に様々な思いと覚悟を持って臨んだという。

「この日を迎えるにあたり、スタジアムの雰囲気も、スタッフの方がサポーターからのバトンをしっかり受け継ぎ、クラブスタッフが毎日ビニールを張っていただいたり作業をしてくれました。僕は2014年に無観客試合を経験していますが、その時とはまったく違う雰囲気でプレーできました。本当に皆さんに感謝の気持ちでいっぱいで、そういう想いを込めてピッチに立たせてもらいました。この気持ちを1年間通して、今季のみならずこれからも持ち続けてプレーしたいと思います」

 そのように西川は感謝する。その思いを体現するかのごとく、2度のスーパーセーブなど身を挺して浦和ゴールを守り続けた。

 浦和の背番号1は振り返る。

「アディショナルタイムに入ってくる時間帯は、特に集中しないといけないなと試合前からイメージしていました。何回かピンチはあるなと覚悟していました。ただ、シュートを止めた瞬間は『無』の境地。気付いたら止めていた、という感じでした。より集中して、試合をやることができたと思っています」

 結果的に勝利は掴めなかったものの、今季初の無失点に抑えた。

「ポジティブに捉えています。スコアレスで終えたあと、どうしても勝ちたかったという感情は出てきます。しかし長いシーズンでは負けないこと、相手に勝点3を渡さないことも大事で、0-0の価値を次の試合で証明したいと思います」

 押し込まれながら必死に耐え抜いた。まず全員で掴んだ勝点1。浦和の守護神は前向きな笑顔を浮かべた。

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[取材・文:塚越始]

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