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【サッカー日本代表】伊東純也が苦しんだ虚偽報道疑惑、「女性の背後関係」にも捜査

伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

弁護団が伊東の日本代表復帰を期待するなか、「実際には様々な背後関係がありますので、そういった方々への処罰も求めていきたい」。

 週刊誌の虚偽報道問題に揺れたサッカー日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)が刑事で不起訴となった件で、伊東の弁護団は8月9日の記者会見の中で、今後の見通しや期待なども語った。そこで週刊誌に情報提供した女性2人の背後関係についても警察や検察の取り調べが及んでいて、つながりのある関係者にも責任が及ぶ可能性を示唆した。

 弁護団は「女性側については背後関係についての調査にまで及んでいます。(伊東の捜査以上に)かなりの時間を要したと聞いています。私たちは(女性2人について)虚偽告訴であり、事実に基づいていないという証拠を提示し、背後関係についても分かる限りで情報提供させていただきました。それに基づき警察と検察でも捜査されたと聞いています」と説明している。

 この事案は、伊東側の元マネージャーなども関わってきていて、伊東サイドはそういった“背後関係”の責任も今後明らかになってほしいと願う。

「名誉棄損は告訴不可分の原則があり、告訴した人以外にも様々な方が出てきます。そういった方々の処罰、(信用毀損で週刊誌の編集者ら5人を刑事告訴したが)実際には様々な背後関係がありますので、そういった方々への処罰も求めていきたいと思います」

 そして伊東の日本代表への復帰を願うとともに、今後の報道の在り方についても要望を語った。

「これからW杯最終予選が始まるタイミングで、伊東純也選手が日本代表に戻れない、という障害はなくなりました。伊東選手にはぜひ思う存分活躍していただきたいです。こういったサッカー選手、スポーツ選手を対象とした告訴、日本代表を降ろすような動きは散見され、私が弁護したこともあります」

「こういったことを強く防いでいかなければならないので、女性側、週刊誌に対して厳重な処罰を求めていきたいと思っています。(メディアに対しては)信用性をしっかり確認して報道し、こうして虚偽の報道で選手が潰されてしまうことが繰り返されないようにしていただければと思っています」 

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 この記者会見の模様はユーチューブの「弁護士ドットコムニュース」で公開されている。

 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)の3次予選(これまでの最終予選)は9月にスタートする。

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