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本並氏指摘「海外では警告の可能性」、藤尾翔太のPK水かけ問題。ボトルはあくまで飲水のために認められたもの

パリ五輪での藤尾翔太。写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA

一体誰がそのボールを拭くのか…。首位・町田、今日アウェーで新潟と対戦へ。

[J1 28節]新潟 – 町田/2024年8月25日19:00/デンカビッグスワンスタジアム

 J1リーグ28節、首位のFC町田ゼルビアがアウェーでアルビレックス新潟と対戦する。

 前節のジュビロ磐田戦(〇4-0)、PKキッカーを担ったパリ・オリンピック日本代表FW藤尾翔太が、これまでのように大量に水をかけたボールをセットしたが、これを主審が問題視。ボールを交換する事態を招いた(そのあと藤尾はキック成功)。

 この騒動がいまだに話題を集めている。

 藤尾と町田はあくまでもルールとして問題ないというスタンスを示す。しかし周囲は、ボトルはあくまで飲水のためにピッチ脇に邪魔にならない範囲で置くことが認められていて、そのような使用は基本的に認められていないという見方だ。一方、選手側からすると、ルールとしては規定されていない、という主張でもある。

 この問題が8月23日のフジテレビ『LiveNewsイット!』で取り上げられ、元サッカー日本代表GKの本並健治氏がVTRで解説。ゴールキーパーの立場から、芝との摩擦を減らすことになり、「水で滑りやすくなり普段と違う感覚でボールは来る」として、キッカー優位になるのではないかと疑問視していた。

 そしてパリ五輪にも出場し、今後さらなる進化が期待されるストライカーでもあり、「海外でやれば、ものすごく抗議を受ける可能性がある」として、『反スポーツ的行為』で主審からイエローカードを受けても仕方がないと指摘していた。無論、日本でも警告になる可能性もあるだろう。

 芝に飲み水を撒く(濡らす)ことはマナー違反にあたる。合皮でできるボールは濡らすためには作られていない。そして、その濡れたボールは一体誰が拭くのか。そういった配慮もなくゴールを決めさえすればいいのか……といったスポーツマンシップの話になってくる。

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 いまだにこの話題で注目を集めるなか、町田がJ1として初めて新潟の地に乗り込む。スカッとした勝利と藤尾のゴールで首位キープなるか――。

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