中国メディアが日本代表戦の完敗を嘆く「中国代表27人の価値は久保建英一人以下」「エコミノークラスでやって来た」
中国代表戦での日本代表の南野拓実。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
選手全員の推定市場価格は「20倍以上」の差。
[北中米W杯アジア3次予選 C組第1戦]日本代表 7–0 中国代表/2024年9月5日19:35/埼玉スタジアム
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)第1戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が南野拓実の2ゴール、遠藤航、三笘薫、伊東純也、前田大然、そして久保建英の得点により、7-0で中国代表に勝利を収め、好スタートを切った。
このカードでは過去最大の得失点差となる歴史的大敗を受けて、中国メディアは敗因を分析。『中国ニュースウィークリー』では、中国のサッカー界はコロナ禍を経て閉鎖的になってしまい「国際競争力が上げなければいけない」と嘆いた。
同メディアは『トランスファーマルクト』の推定市場価格に着目。中国代表の27人全員を足すと約17億円(約1100万ユーロ)。一方、日本代表は約439億円(約2億7600万ユーロ)と、単純計算で20倍以上の差をつけられている現状を憂う。「その27人の総額は、久保建英一人(約5000万ユーロ)にも到底敵わない」と、選手のクオリティの差の現実を受け止める。
また日本がヨーロッパ組のためにチャーター機を活用した一方、「中国の選手はエコノミークラスで移動し、ワールドカップへの旅を踏み出した」とも伝える。しかし……「日本に対して、そう甘くはいかなかった」と、色々な点での差がこの結果に出たと分析する。
そして中国代表は1998年に2-0で勝利したのを最後に、この26年間、日本に対し6分け9敗と、15試合で一度も勝てずにいる。むしろ、さらに差を広げられているとして、日本からもっと学ぶべきだと記している。
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しかし、もしかすると、中国が吸収すべきはボラ・ミルティノビッチが率いた2002年日韓W杯の時のように、欧州からなのかもしれない。ボラのもとで世界の差うタンダードを知り学び、そこを越えようと挑んでいく楽しみな未来が開けていたはずだった。