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ケイタ困った、いまだ将来未定のまま。ブレーメン強化責任者「あちこちで何か耳にする。しかし…」

ブレーメンのナビ・ケイタ。(Photo by Christof Koepsel/Getty Images)

個別でのトレーニングが続く。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部ヴェルダー・ブレーメンに所属するギニア代表MFナビ・ケイタ(Naby Keïta)が、いまだトップチームでの練習参加を認められず個別でのトレーニングを行っている。ヨーロッパ主要リーグへの移籍は決まらず、まだ開いているマーケットはトルコ、ギリシャなど限られつつある。

 昨季リバプールFCから加入したケイタだが、ケガの影響もあり出場機会は限られた。そしてシーズン終盤にアウェーゲームの際に遠征メンバーに名を連ねたものの、先発出場ではないと分かると、この帯同への参加を拒否。この行動をクラブは問題視し、以来、トップチームへの練習参加が認められずにいる。

 ケイタは弁明したものの、クラブは受け入れず。そうしたなか、パリ・オリンピックで、ケイタはサッカー男子ギニア代表に、オーバーエイジで選ばれキャプテンとして出場した。ただしブレーメンに戻ったあとも、クラブは公式エックス(@werderbremen)で、「ナビ・ ケイタはブンデスリーガのチーム練習には復帰せず、引き続き個人トレーニングのプログラムをこなし、新たな挑戦を探すことになる」と公式に発表していた。

 だが、結局ヨーロッパ主要リーグへの移籍は決まらず。9月9日にはカタール、スイスの移籍マーケットも閉まる。残すはトルコ、セルビア(いずれも13日)、ギリシャ(11日)などとなっている。

『キッカー』は9月8日、ブレーメンにケイタに関する様々な打診が届いているものの、具体的なオファーには至っていないと報じた。「ナビ・ケイタの将来はどうなるのか、という疑問はいまだ解けないままだ」として、強化責任者のペーター・ニーマイヤー氏は次のように現状を語っている。

「あちこちで何かを耳にします。しかし、今のところ具体的な話には至っていません。解決策を見つかることを願い続けています」

 クラブにとっては納得のいく条件であるとともに、「最終的には選手にとっても興味深い移籍でなければならない」と、越えなければならないハードルも少なくないようだ。

 29歳のセンターハーフは2026年6月までブレーメンと契約を結んでいる。まだ2シーズンの契約を残していることも交渉を難しくしている。

 ちなみにJリーグは9月6日に2024シーズンの選手登録期限を迎えた。これにより、フリートランスファーからの獲得、選手登録も締め切られている。

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 ブレーメンには、サッカー日本代表としても活躍してきた大迫勇也(現ヴィッセル神戸)がかつて在籍。現在はセカンドチームに、パリ五輪日本代表の佐藤恵允が所属している。

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